親に「勉強しろ」と言われ続けた子供が勉強できる様になるわけがない

勉強の指針

うーん、あまりこういうタイトルはつけたくなかったのですが….いや、勿論「勉強しろ」と言われ続けて勉強ができる様になる人もある程度はいると思いますが、表面上試験の点数が取れてもあまり意味がないのではないでしょうか。


僕は現在大学で情報数理(理系)を学んでいますが、中学生以降は親から「勉強しろ」と言われた記憶があまりありません(小学生の頃は言われていました)。高校は偏差値70程度の進学校(多分)に通っていましたが、周りで親に「勉強しろ」と言われている人はほとんどいなかったんじゃないかと思います。ここで勘違いしないで欲しいのは、進学校に行く様な人は親から「勉強しろ」と言われたから進学校に入れたわけではないということです。自主的に勉強したから入れたのです。


そこで今回は、大学生の視点から、なぜ「勉強しろ」と言われ続けた子供が勉強できる様にならないのか、それと、どの様にしたら勉強できる様になるかを述べていきたいと思います。

尚、この記事での”勉強”は学校の勉強のこととします。



はじめに〜子供の試験の点数が悪いと怒る親〜

僕は現在個別指導塾で中高生を中心に1年強教えていますが、生徒の学力層は割と幅が広く、上の高校(大学)を目指す様な生徒もいれば、学校についていくことすらままらない生徒もいます。そして、後者の方の生徒がよくボソッと呟くのが、「あ〜、こんな点数とったら絶対怒られるわ〜」という類の言葉です。勿論、前者の方の生徒はもともと点数が良いので怒られるはずがないのですが…

この「点数が取れないと怒る」というのがイマイチ理解出来ません。なぜ点数が取れないと怒るのでしょうか。しかも、さらに意味が分からないのは、特に学力層が低い場合、そういう生徒の親に限って子供の勉強に関心がありません。

僕の塾では毎授業後、授業の様子を親に報告する「報告書」なるものを書いてるわけですが、そもそも学力が低い生徒の親は報告書を見た形跡が一切ありません。保護者印を一切幼いばかりか、生徒自身も「親は見ない」などと平気で言います。逆に、学力が一定以上の生徒の場合は半分程度の割合で保護者印は押してあり、コメント欄で授業の要望や疑問点を書いてきてくれたりします。

子供には「勉強しろ」と言うだけで子供がどの教科のどういう単元で躓いているのかも全く分からずにフォローすることもせず、でも試験の点数が悪いと怒ったり、塾に子供を預けるとあとは塾がなんとかしてくれるだろうとほったらかす….子供からするとたまったものじゃありません。

「勉強しろ」と言われるほど”勉強”が分からなくなる

そもそもなぜ勉強するのか、というのは皆関心があり、それは子供も例外ではありません。そこで勉強する理由も分からないまま「勉強しろ」と言われて訳も分からず二次方程式や三角関数を勉強するのです。そうすると社会に出て平気な顔で「二次方程式を解かなくても生きてこられた」などど言うのです。

学校の先生ですら分かっていないんじゃないかと思います。僕が中学生の頃、つまり一番「勉強する理由」を模索する時期に学校の先生が「受験生となって一日数時間も我慢して勉強できない人ってどうなの?」みたいなことを言っていました。勉強ってそんなもの?たかが忍耐の話?? そう思いました。多分学校の先生でも「勉強する理由」の自らの答えを持っていない人はある程度はいるかと思います。

「勉強する理由が知りたい。でも誰も教えてくれない…」そんな状況下で一番身近な、つまり反抗心を抱きやすい親から「勉強しろ」と言われては2つの意味でどんどん”勉強”が分からなくなり、勉強が嫌いになっていきます。

どうすれば勉強するようになるか

これは個々の問題となってしまい、非常に解決の難しい問題です。基本的には勉強が出来ない子供は一生勉強できる様になりません。勉強が出来ない状態から勉強が出来るようになり、いわゆる「逆転合格」する人もいますが、そういう人は希少なので、書籍を出版したり、ブログのネタにすることができます笑



勉強するきっかけは様々です。学校の先生の何気ない一言だったり、周囲の友人の影響だったり…

ですが、これらの”きっかけ”を大きく分類すると3つに分けられると思います。

  • 勉強する理由、勉強の面白さが分かった(理由は人それぞれ)
  • 勉強に関連した事に興味を持った
  • 危機的状況

勉強する理由、勉強の面白さが分かった

これは何も”勉強”全体でなくても教科単位で起こりうる事です。例えば、なぜ数学を勉強するのかが分からなかった生徒に対して先生が数学がどういうところで役に立っているか、或いは数学の面白さなどを説いて生徒の数学の成績が上がったりする話を聞きます。これは生徒の中にあった漠然とした疑問が解消され、勉強を別の側面から捉えるのを可能にする例です。

勉強に関連した事に興味を持った

例を一つ挙げれば、プログラミングです。プログラミングは様々な事を可能にします。アプリやゲーム、Web関連のサービスを作ったり…etc. プログラミングは、再帰、関数、参照型など、数学的な思考が出来ないと難しい概念があります。プログラミングをやる過程で数学的思考が身についたり、勉強の姿勢が身についたりする事は十分考えられます。

プログラミングだけでなくても、文学や、科学など、キッカケは沢山あります。

危機的状況

例えば、今まで信頼していた友人に裏切られたり、家計が急変したり、およそ勉強と関係がない様な事がきっかけで勉強する様になることがあります。今まで安定的だったのが突然崩れ、人に頼れない様な状況になったりすると、勉強に目が向くのでしょうか… そこには「勉強していい大学に入って立派になる」的思想がないとも言えませんが、理由はどうであれ、危機的状況も勉強する一つのきっかけではないでしょうか。

間接的になってみる

今までの、ただ「勉強しなさい」では勉強する様になりません。そこで、勉強に関連した事柄に興味を持ってもらうのが良いでしょう。先ほど例に挙げたプログラミングなどがその例です。「プログラミングも文学も科学も何も分からない」なら勉強すれば良いと思います。その勉強してる姿を見せるだけでも、もしかしたら効果があるかもしれません。

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