僕は今までジャンル別EDM講座を二つ出してきました。Future BassとProgressive Houseです(なぜかProgressive Houseの方は貼れない...)。
それで、次はMelodic Dubstepにしようと思い、今音源を制作している最中です。僕はブログで何か記事を書こうと思ったら、まずはそのキーワードをGoogleで検索をかけて何件ヒットするか調べるのですが、"Melodic Dubstep 作り方"で検索しても1300件しかヒットしませんでした。

思わず声が出てしまうほど少ない.....
”Progressive House 作り方”は約10万件、"Future Bass 作り方”は約60万件ヒットすることを考えると、明らかに数が少なすぎます。しかも、"Melodic Dubstep 作り方”と検索すると、僕の上のFuture Bassの作り方講座が出てくる始末です...
そこで、Melodic Dubstep講座を作る前にまずはMelodic Dubstepの魅力を知ってもらうことから始めなければいけません。
Melodic Dubstep

Melodic Dubstepは文字を見れば分かりますが、Dubstepの親戚さんです。しかし、そのサウンドは似て非なるものとなっており、むしろ場合によってはFuture Bassに近い感じでもあります。よくIleniumの曲なんかはFuture Bassで分類されていたり、Melodic Dubstepで分類されていたり、人によって少し解釈が違う様です。
まずは本家Dubstepを聞いてみましょう。
僕正直Dubstep作るアーティストをあまり知らないもので...代表的なのはSkrillexとかKnife Partyくらいしか知りません...
次にMelodic Dubstepを聴いてみましょう。
この曲はDubstep特有の”ギュンギュン(擬声語選択能力())”というワブルベースの音がないです。
Dubstepはベースの音に特徴がありましたが、Melodic Dubstepはコードに特徴があります。
Melodic Dubstepはコード音の密度がFuture Bassなどの分野と比べると高いです。そのため、ベース音でワブルベースを使っても、埋もれてしまったり、主張の強いコードとベースが同時に出て訳が分からなくなったりします。そのため、Melodic Dubstepにもちゃんとワブルベースが聴こえる奴もたくさんありますが、その場合はコード音とワブルベースが同時にならない様にしたり、下の曲の様にコード音の密度を下げたりする事もあります。
これで、Melodic DubstepとDubstepは似て非なるジャンルである事が分かったと思います。では、僕のオススメの曲を少し紹介していきます。
おすすめ曲
October Child & Phantasm- Pareidolia
初めて聴いた時は「これがMelodic Dubstep?」と思いましたが、よく聴いてみると、コード音とベースがいい具合にくっついていたり(語彙力)、Dubstep特有のPluckが鳴っていたりするのが分かるかと思います。
Juventa - Move Into Light(Ft. Erica Curran)(Koven Remix)
これは、僕が初めて聴いたMelodic Dubstepです。この曲は2013年にYoutubeに上がっているので結構昔ですが、今でも色あせていません。
Seven Lions x Illenium x Said The Sky - Rush Over Me (Ft. HALIENE)
Melodic DubstepでSeven Lionsは重要人物です。Au5なども有名ですが、僕は個人的にはSeven Lionsの曲の方が好みなのでSeven Lionsを紹介しました。
初めて聴いた時は「えーそのDrop(サビ)??」と思っていましたが、Seven LionsのDropは聴けば聴くほど身にしみてきます。いつ聴いても飽きないプロデューサーの一人です。
Melodic Dubstepを聴こう!
是非、Melodic Dubstepを聴いてみましょう。面白いジャンルです。Dubstepだけでは味わえないメロディーと、Future Bassでなかなか味わえない壮大感があります。最近はFuture HouseやFuture Bounceがやたらと人気ですが、Melodic Dubstepだって負けていません。

広まるといいな〜
Melodic Dubstepの作り方講座も近いうちに出すつもりなので、良かったら音楽作る作らないに限らず是非見てみて下さい!