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【音楽制作のヒント】DTMで音がしょぼく、初心者臭がする理由【EDM】

音楽制作のヒント: Tips

DTMに限ったことではないですが、何か物事を始めると、理想と現実のギャップが見えてきて辛いですよね笑


僕もDTM始める前までは、コード進行とメロディーさえなんとかなればきっとエモい曲が作れると思っていました。

全然そんなことありませんでした。

「コード進行とメロディーさえどうにかなれば」と考えていたものの、それがどうにかならない、という問題点もありましたが、今回お話しするのは、コード進行やメロディーではなく、サウンドと曲のお話です

コードメロディー以前に、音が全般的にゴミすぎて、どんな音を使おうと、どんなにミックスを頑張ろうと音がしょぼく聞こえたり、作った曲から初心者臭がすることはありませんか?

この記事はそんな人のための、「脱 初心者講座」です。まずは僕自身が”初心者臭のする、音がしょぼい”音源を作成してみました。聴いてみましょう。

では、初心者臭のする原因を述べて、一つ一つ改善していきましょう!

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音量のバランスが悪い

メロディーを聴かせようという気持ちはよく分かります。しかし、だからといってリード音を前面に押し出しすぎるのはやめましょう。バランスが重要です。大きすぎる音があると、他の音が聞こえなくなり、まともなミックスができなくなるのはもちろんですが、大きすぎて目立つ曲があると初心者感が出てきてしまいます。dropが終わった後の低い音(Subdrop)も大きすぎてバランスの悪さが際立っています。

あと特に、打楽器系の音量についてもよく考えましょう。スネアやクラップ、キックが大きすぎると、初心者臭がしてきます!

では、音量バランスを考えて整えたものを聴いてみましょう。

そもそも音足りてる??

音量バランスを整え(少しKickが大きいですが)最初のよりかはかなりましになりましたが、これでもまだまだです。音楽経験のない初心者DTMerにありがちなのが、ベースの音源がそもそもないということです。この音源もベースの音がありません。

あと多いのは、ベースの音はあるものの、サブベースのみしか使っていない場合も非常によく見かけます。ベースは非常に重要なパートです。サブベースのみならず、中域や高域のベースも追加しましょう。今回は以下のようなベース音を使いました。


一番上がサブベースで、残りの二つは中域〜高域を支えるものです。この音はSerumというソフトシンセサイザーで作成してあります。これについては後ほど述べます。

また、自分の今作っている音源のジャンルを考えましょう。ジャンルごとに必要な音は多少変化します。この音源のジャンルはProgressive Houseを想定しているため、Progressive Houseのdropで必要な音を考えましょう。これについてはもうすでに僕が記事を作成した。【ジャンル別EDM制作講座】からご覧ください。

ベース以外にも、Whitenoise, Drum loopを追加してみると、全体として以下のようになります。


だいぶ良くなりましたね!

必要な処理

ここではサイドチェインを掛けてみましょう。例えば、先ほどのベースの音にサイドチェインをかけると次のようになります。


このような音量の変化を生み出すことは、ミックスマスタリングでKickと他の音がかぶるのを防ぐだけでなく、曲にキレを与えます。ベース以外にも、リード、コードなどにサイドチェインをKickがなるタイミングでかけると、全体的に次のようになります。

音そのものについて考える

この音源のリード音は、FL Studio付属のSytrusというソフトシンセサイザーを用いて作りました。リード音だけだと以下のようになります。


この音自体は別にそれほど悪いとは思いません。ですが、この音だけでは迫力やキレに欠けます。そこで、先ほどのベースのように、音を重ねるということを考えるのですが、ここで有料ソフトシンセについて考えてみましょう。

結論から言うと、有料ソフトシンセを買えば、「音しょぼい問題」の半分くらいは解消されます(残りの半分はミックスの仕方や音のチョイス、作り方)。僕はSerum, Sylenth1, Massive, Nexusを持っていますが、これら全部没収されると僕は多分曲作りできません笑 有料ソフトシンセには

  • 音質が良い
  • 操作がわかりやすい⇨音作りの敷居が低い
  • 音を作らなくても様々なプリセット集が存在する


のようなメリットがあります。そこで、リード音の音源をSytrusからSerumへ次のように変更してみます。


Sytrusの時よりも明らかに音がクリアではっきりとしているかと思います。もちろんこれは音の作り方によりますが、音しょぼい問題をお金で解決する、という手段も真剣に考えてみましょう。

ジャンルごとの音を考える

例えば、Progressive Houseの曲を作りたいとしましょう。DTM歴が浅いうちは納得のいく音作りをするのは難しいです。それは例え有料シンセを持ってても同じです。

なぜなら、「どんな音を作ったり選べばいいか分からない」状態にあるからです。

この解決方法は実は簡単で、YouTubeでチュートリアル動画を見ることで多くは解決します。

曲の完成品は、全ての個々の音が合わさって出来ています。曲全体ではいうまでもないですが、例えばリード音でも、多くの曲では音を複数使っています。そのため、初心者のうちは、単体の音と完成品の曲を聴き比べて、「しょぼいな〜」という勘違いをしている場合が非常に多いと感じています。そのためにYoutubeでチュートリアル動画を見て、個々レベルでどんな音を使っているのかをよく観察しましょう。

下の動画を見てみましょう。

How to make EMOTIONAL PROGRESSIVE HOUSE [Free Download] – FL Studio



リード音やベース音は、完成品だけでなく、しっかり一つ一つの音を鳴らしてくれています。こういうのを是非参考にして曲を作ってみましょう。また、僕の【ジャンル別EDM制作講座】でも個々の音を鳴らしているので、是非参考にしてみてください。

メロディーを考える

「音がしょぼい」というのは何も音がしょぼいだけではありません。メロディーのしょぼさが音のしょぼさに拍車を掛けている場合が多いです。今回のメロディーをもう一度聴いてみましょう。


これはピアノロール上では以下のようになっています。

このメロディーにはいくつかの”初心者ポイント”があります。それは、

  • 殆ど(あるいは全て)の音の長さが同じ
  • 動きすぎ
  • 空白がない
  • 規則性がほぼない


このような特徴をたくさん持てば持つほど、例え音が良くても”初心者臭”がしてきます。上の4つを改善して以下のようなメロディーを考えてみました。


音では以下のようになります。


かなりシンプルになりましたね。全体として二つのメロディーを聴き比べてみましょう。Afterの方は音程が低めのリード音を追加したり、聴こえを良くするために(笑)マスタリングチェーンを少しいじりました。

Before
After


まとめ

初めの音源

から以下の音源まで改善することができました。


しょぼい音そのものだけに焦点を当てるのではなく、周りの音との関係やメロディーについても考えることで、初心者臭を消すことができます。

尚、今回は「脱 初心者臭」が目標だったのでこれで終わりとしますが、上の音源は実はまだまだ改善することができます。これについては、また後日の記事でご紹介したいと思います。

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