僕は挫折率が高い分野に挑戦するのが好きです。DTM(音楽制作)もブログも挫折率は高く、1年も続けていたら大半は脱落します。
ブログは一年続くの?2万件のはてなブログで分析するにおける2万件のデータより、3ヶ月に1記事書けば継続とみなした場合、1年間続くブログは約30%であることが分かっています(意外と高い?)。恐らく月に10本以上コンスタントに記事を書いているブロガーはほぼいないと思います。
DTMの挫折率についてのデータは見つけることが出来ませんでしたが、僕の予想だとブログよりも挫折率は高いと思います。
僕はブログを3ヶ月、DTMを1年少しやっていますが、正直ブログよりDTMの方があらゆる意味で難しいです。
- お金にならない
- 聴くのも憚れるような曲ばか出来る
- 外部で認めてくれる人は少ない
- お金が異常にかかる
ブログでさえ1年間まともに続かないとなると、DTMはもっと過酷です。1曲もまともに作れずに終わってしまう人もたくさんいるかと思います。
今回は、DTM挫折率が一番高いDTM初心者に向けて、DTMを継続して初心者を脱出する方法をお話ししたいと思います。
DAWを買う

結論は「半年間DAWを開き続ける」なのですが、その為にはまずDAWを用意しなければなりません。
この記事を見ている人の中にはすでにDAWを持っている人も多いかと思いますが、中にはIPhoneのKorg GadgetやFL Studio MobileのようなアプリでDTMをやっている人もいるかと思います。
その人の意欲にもよりますが、本格的にDTMをしたいならば必ずPCで動くDAWを用意しましょう。やはり2,3千円のアプリと2〜5万以上するDAWでは性能に圧倒的な差があります(逆にないと困る)。
本格的な音楽制作をしたいと思っているにも関わらずアプリしか持ってない場合は挫折率が非常に高いです。まずはDAWを用意しましょう。
僕が使っているのはFL Studioです。ジャンル別EDM制作講座などでジャンル毎の音楽制作法を記事にしているので是非訪れてみてください(さらっと宣伝)。
DAWを買うことが、DTM挫折率を下げる為にまずはじめにやるべき事です。
取り敢えず毎日DAWを開こう。その間に周りは脱落する。

DTM初心者を脱出するには毎日DAWを開くだけです。まあ、タイトルには簡潔にDAWを開き続ければ良いと書きましたが、DAWを開いたら少しはいじってみましょう。コード進行やメロディーを作ってみたり、キックの音を聴き比べてみたり...大事なのは、兎に角DAWを開くことです。開いたからといって曲を作ろうと構えなくても構いません。取り敢えず開き、音で遊んでみましょう。
DAWを開くだけというとものすごく簡単そうですがこれが出来ないから脱落していくのです。DAWを開かない、DTMをやめる理由はいくらでもあります。
- お金がない
- 今日は疲れた
- 明日から本気出す
- DAWを開いてもどうせ大したことやらないから今日はいいや
- 時間がない
こうした理由を勝手に作り出して勝手にやめていくのです。こういう時こそチャンスです。DAWを開きましょう。そして曲は作らなくていいです。気軽に音と戯れましょう。
そして半年ほど経てば、おめでとうございます。見事に初心者卒業です。
「いや、そんなこと言っても本当にDAW開いてちょっと遊んでただけだから何にも実力上がってないんだけど?」
などと心配したりする必要は全くありません。なぜなら、DAWを半年間開き続けたのは、DTMをする習慣をつけることが目標だからです。
DTMに限らずあらゆる物事に挑戦する時に壁が現れますが、いきなりプロ級の曲を作ろうと意気込むとあらゆる種類の分厚く高い壁がいくつも同時に、急に現れてそのスケールに圧倒されてしまいます。
- え、なんか上手くメロディー作れないんですけど
- メロディー作ったけどそれにあうコードが分からない...
- え、俺の音しょぼすぎ...?
- ミキシング、マスタリングってなに? 一通り形になったら完成じゃないの?
- え、DAW買ったんだけどまだ色々買わなきゃいけないの?
などなど、問題点が一度に身に迫って押しつぶされてしまいます。
一方、DAWを開いて音と戯れていても上のような問題点は出てくることに気づくと思いますが、そのような問題はゆっくり別々に現れる為、気持ち的には随分楽です。
この場合、壁は一度に急に現れることなく、徐々にゆっくり現れてくる為、その分半年間で心の準備が出来ます。ああ、DTMっていうのはこういうものなんだ、と。
半年経ったらなにをすれば良いか

DAWをひたすら開き続けた半年間で、ある程度のDTMの壁は見えてきていると思います。それに加えDTMを続ける習慣も出来上がっています。
あとは、壁を一つ一つ着実に取り払っていけば良いです。DTMの習慣がついている状態ならば、これはそれほど難しい事ではありません。
DTMを続けられるか心配な人は是非、毎日DAWを開きましょう。それがDTM初心者を脱出するコツです。