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【DTM講座】EDM x PopでカッコいいRemixを作ろう!【作り方】

ジャンル別EDM制作講座

みなさんこんにちは、おととらべる (@soundraveller)です。
今回はこのブログでおそらく一番PVを稼いでいる【ジャンル別EDM制作講座】の第4弾、EDM x Popsです。


僕は今個人的にEDMとPopsの融合のようなジャンルにハマっており、様々な曲を漁っています。


今回は、それに加え、簡易的ではありますが、Remixの仕方についても導入部分から解説したいと思います。
では、早速僕が作ったRemixを聴いてみましょう。


このRemixは、AirwaveDubstepTVからプロモーションされています。
ただ、名前と異なり、このremixのジャンルはDubstepではありません。

SHADOWKEY – Kiss Me ft. Jellow (Lyrics) Root Introvert Remix

それでは、解説していきます!
全部解説すると量が膨大になるので、Introから最初のDrop終わりまでにしたいと思います。



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はじめに

この曲は、SHADOWKEY – Kiss Me (feat. Jellow)のremixです。
本家の方はこんな感じの曲です。


Shadowkey – Kiss Me (feat. Jellow)


まさに王道のPopsですね!!今回はこれに少しEDM要素を付け加えてみます。


今回はまずRemixについて解説していきます。


Remix音源はどこで見つけるのか

実を言うと僕もそれほど詳しいわけではないのですが、僕はいつもRemixコンテストを開催しているサイトから音源をダウンロードしています。


今回の音源は、SKIOというサイトからダウンロードしました。
このサイトは常時Remixコンテストを開催しています。しかし、コンテストでなくても、”Song”というところを見ればRemix出来る音源がたくさんあります。


今回の曲も、コンテストではなく、Songsのところから見つけました。
SKIO以外にも、SpliceLabel RaderなどもRemixコンテストを開催しています。


自分の作る音楽スタイルにあったコンテストが多く開催されているところを色々調べてみると良いでしょう。


音源をダウンロードした後

これも人によって異なると思いますが、僕は基本的には音源を全てダウンロードしたら、その中からボーカルファイルだけを取り出し、DAWに貼り付けます。


次に曲のBPMキーを調べます。この曲は、BPMが102でキーがAminです。
基本的にはこのままRemixをしても構いませんが、気に入らなければ変えても全く問題ありません。


僕は今回、BPMを102から100へ、キーをAminからDmajへ変更しました。
AminスケールはCmajスケールと構成音が等しいため、スケール的にはCmajからDmajへ変化した事と変わりありません(多分)。


この場合は、ボーカルの音声ファイルのBPMを100に変更し、音程は2セミトーン上げれば良いです。


BPMとキーを決定したら、次にコード進行を考えます。キーをDmajに変更したのでそれをベースに考えていきます。


僕はコード進行を考えるのが面倒臭くて嫌なため(笑)既存の曲からそのまま頂戴しました。


今回コード進行を参考にした曲は、SHE’SのNight Owlです。


SHE'S/Night Owl (MV)


おそらくこの記事をご覧になってる方はEDMを聴く方が多いと思うので、もしかしたら知らない方もいるかもしれませんがSHE’Sは日本のJ Rockバンドです。


EDMやPopを作るからといってそこのジャンルから引っ張ってくる必要はないです。
他のジャンルもどんどん活用しましょう!


次にコード進行を調べるのですが、検索で「〇〇 コード進行」や「〇〇 Chord progression」などと打てば出てくるかと思います。


これでRemixのベースとなる準備は一通り完了です。それでは実際に作っていきましょう!!


基本データ

このRemixは、


  • BPM = 100
  • Key = Dmaj


です。

コード進行(1パターンのみ)

今回のコード進行は、SHE’SのNight Owlを参考にし、


Bmin -> G -> D -> A



としました。曲中ずっとこの進行です。簡単ですね笑


ちなみに、FL Studioのピアノロール上では以下のようになります。




コードの作り方について説明しようと思いましたが、そうすると記事が長くなりすぎるので、これはまた別の機会でお話ししたいと思います。


曲中通しで使われている音

Introの解説に行く前に、曲中ずっと通しで使われている音があるので、それについて述べたいと思います。


Intro部分を聴いていただければ、少しノイズが入っているのが分かるかと思います。
このノイズは事故ではなく、意図的に入れたVinylという種類のノイズです。


ノイズは音楽制作において非常に重要な役割を果たします。みなさんも是非ノイズを活用しましょう。
ノイズについては以下の記事で詳しく解説しています。


Intro

構成音は以下の通りです(Vinyl除く)。


  • Piano
  • Guitar
  • Vocal Chops
  • snap
  • whitenoise


Piano

コード進行は先ほど述べた通りです。
プラグインはAddictive Keysを用いていますが、お金がないためDemo版です笑


今回Pianoの音は前面には出さずに、後ろで支える役目として導入しました。
従って、前面に出さないためにEQでローパスフィルターを使用しています。


ローパス



EQはミキシングツールとしても勿論必須ですが、音作りの観点からも積極的に使用していきましょう。


一つ注意点としては、これ以外にもう一つEQをインサートしており、そこでしっかりハイパスフィルターを掛けています。
ハイパスは忘れずに掛けましょう。


単体で聴くと以下のような感じになります。


Piano

Guitar

メロディーは以下のような感じです。




使用プラグインはNexus 2で、プリセットはGuitars(有料プリセット集です)の”Phantasy One”というやつです。


メロディアスなギター音です。しかし、ただギターの音を鳴らしても少し寂しいです。


そこで、ディレイを使いましょう。


ディレイは空間系のエフェクトで音を反響させる役割を持ちます。
まずはディレイがない場合を聴いてみましょう。


Guitar Without Delay


次にディレイありの場合です。


Guitar With Delay


前者の方は何か物足りない感じがすると思います。後者の方がなんか洗礼されている感じがしますね!


Vocal Chops

これは本家の方のIntroにも採用されています。
変えた点としては、音程変更は当然ですが、ローパスフィルターを用いた事です。


そのまま使用すると、クリアな音となり、ギターと重なって少し主張が激しくなってしまいます。


各段階で主張するパートは明確に決めておきましょう。



今回はギターのサウンドを中心に聴かせたかったため、Vocal Chopsはローパスフィルターを掛けて主張を控えました。


Snap

いわゆる指パッチンの音ですね。EDMや洋POPでは死ぬほどよく使われるサウンドです。


ですが、あるかないかでかなり変わってきます。
Snapでなくてもいいですが、何か自分の作っている曲のサウンドが物足りないと感じた時は、一度打楽器系統のサウンドを入れてみると良いでしょう。


単純ですが非常に強力な音です。


Whitenoise

これは超重要です!
whitenoiseは今回、メインボーカルが入る直前で使われています。
つまり、IntroからVerseへと入って行くタイミングで使われているという事です。


特に音楽制作を始めて間もない頃は、場面展開に苦労する場合もあるかと思います。



そういう時は、自然に場面展開するために様々な音を使います。


今回のWhitenoiseも場面展開の為に用いました。
これがあるかないかでかなり変わってきますので、試してみてください。


Verse前半

構成音は以下の通りです。
なお、Verseの前半後半の区別は、キックとベースの音が入ってくるところで分けます。

  • Piano
  • Guitar(2種類)
  • Vocal
  • Clap
  • Whitenoise


Pianoと”Phantasy One”のGuitarについては同じで、ボーカルは本家のをそのまま貼り付けただけなので、それ以外についてを解説していきます。


Guitar(2種類)

1種類目は先ほど解説した”Phantasy One”です。
あともう一つVerseの後半でメインに鳴るギターがあります。


メインはVerseの後半で鳴るのですが、いきなり登場するのは違和感があるので、前半の最後の方でハイパスフィルターのオートメーションを書いて徐々に登場させます。


使用音源はまたまたNexus2で、Guitarの”ElectricNylon Mix 3“を用いています。


注意点としては、この音にディストーションを掛けています。


ディストーションを掛けないと少しライトな音になります。単体ならばいいかもしれませんが、今回の場合だとボーカルに埋もれてしまうので、ディストーションを用いて音を太くしました。

ディレイも忘れずに!!


メロディーは以下のようになります。


Clap, Whitenoise

Clap音は聴けばすぐに分かりますね。打楽器は曲に彩りを持たせます。


WhitenoiseもIntroの時と全く同じ用途で使っています。
Verse前半が終わる頃、後半への場面展開をスムーズにする為に用いています。


Verse後半

構成音は、前半のに加えて、


  • Pad
  • Windchime
  • Kick
  • Bass


が登場します。


Pad

サウンド全体に暖かみを持たせる為に使用しました。
使用プラグインは、Massiveです。曲の中だと少し聞き取りづらいと思うので、単体で聴いてみましょう。


Pad



Pianoと全く同じ音を鳴らしています。
また、このPadにはサイドチェインを用いています。音が間延びせずに、一定間隔で「ホワンホワン」と浮き上がってきます。


説明下手すぎ笑笑



DropではKickの鳴るタイミングと同時にほぼ必須な感じで使われます。サイドチェインのプラグインはKickstartを用いています。


Windchime

Verseの前半から後半に移る時に鳴っているキラキラとした音です。



ClapやSnapと同様、曲に彩りを持たせる為に使用しています。


Kick

ここでKickが登場します。と言っても、目立つとかなり違和感があるので、存在感を消していきましょう。


存在感を消すことについては、先ほどIntroのPianoのところでも言いましたが、ローパスフィルターを用います。


これで高音をカットしましょう。



また、Kickはそれに加えて低音もかなり響くので、ハイパスフィルターを用いて低音もカットしていきましょう。


そうすると、こもったいい感じの音が出来上がります。

Bass

コード進行のルート音を辿っていきます。
音量、低音ともにやや控えめでいきましょう。



これを行い、Dropで一気に音量を上げ、低音を解放することで壮大感が生まれます、多分(笑)


お楽しみは後にとっておきましょう。
メリハリが大事です。


Buildup

構成音は、Verse後半の音に、以下の音が加わっています。


  • Buildup Drums (loop素材)
  • Riser
  • Sub Drop
  • Fill


え…これだけ??


そう思うかもしれません。
曲は流れるように進行していきます。IntroやVerseは言い換えればBuildupで使う音を準備して行く段階だと言えるかもしれません(作る曲にもよります)。


BuildupとRiserを使って一気にDropまで駆けていきます。
RiserはEDMでよく使われるブーーーー⤴︎という感じの音(説明能力皆無)と、Whitenoiseの音を段々と大きくするWhitenoise Riserの2種類を使用しています。


Sub Dropは、Buildupが終わり、Dropへ入る直前の低いブーーーン⤵︎という()音です。
FillもDropの直前に用いられています。


いよいよDropへ入っていきます。

Drop

構成音は以下の通りです。


  • Kick
  • Shaker Loop
  • Downlifter
  • Impact
  • Fill
  • Bass
  • Chords
  • Guitar
  • Vocal Chops

Kick

Buildupまで低音高音ともに控えめだったのがここで効きます。思いっきり鳴らしてあげましょう。


…と言っても限度はあります。他の楽器との音量バランスを考えましょう。


今回は単純な四つ打ちにしてみました。
純EDMだったらもっと低音高音ともに強い音を使ってもいいかもしれませんが、今回は少し控えめで、リリースが短めなサンプルを使用しました。


Shaker Loop

Dropでは、何か一つ打楽器系のLoop素材を使うと良いでしょう。
今回はShakerを使いました。そして、Snareは使用していません。


Shaker Loopは正直聴こえにくいと思いますが、「ないと少し物足りない感が出てくる」のを目指して音量を調節していきましょう。


目立つと違和感があります。


ちなみに単体ではこのくらいの音量です。


Shaker Loop

Downlifter, Impact, Fill

これらはDropでのメリハリを付けるのに非常に重要です。


では、Downlifter, Impact, Fill, (に加えShaker Loop)がないバージョンとあるバージョンでどれほど違うのか聴き比べてみましょう。


まずはなしバージョンです。


ないバージョン



次はありバージョンです。


ありバージョン



Fill, Downlifter, ImpactなどはDropにメリハリや緩急をつける事が出来ます。また、逆にメリハリや緩急をつけたい時に、曲の流れが自然に鳴るように用いられることもあります。


何れにせよ、こういった要素は単純ですが非常に重要なので、もし今までDrop(に限りませんが)を作る時にただシンセやキックなどをコピペして満足していたのならば、是非、今日からFill, Downlifter, Impactを用いてみましょう!


ちなみにFill, Downlifter, Impactの音はそれぞれ単体で以下のようになります。


Fill



Downlifter



Impact



ただまあ、これって結構面倒臭いんですよね…


音選んで、キーやBPMを今作っている曲に合わせて、貼り付けて…
面倒臭いばかりに優先度が下がってしまい、僕もまだこういった音選びのセンスはまだまだです。


面倒ですが、やりましょう(泣)


Bass

Sub Bass

低音Of低音を鳴らします。基本的にコード進行のルート音を辿ります。
単体で聴いてみましょう。


Sub Bass



プラグインはMassiveを使っていますが、正直Sub Bassはあんまプラグインとかほとんど関係ないと思います。


僕は基本サブベースはこの音を使います。よほどの事がないときはこれ以外使わないです。


ちなみにサブベースのEQは以下の通りです。


その他のベース

サブベースのみを使う場合は少ないと思います。基本的にEDM系はベースを複数用います。


いくつのベースを使うかは場合によりますが、今回はサブベース以外に一つ他のベースを使用しています。


超低音はサブベースが支えてくれているので、逆に他のベースは低音を、完全にカットするまでには至らなくとも、少し抑えめにすると良いです。


今回はこんなベースを用いました。プラグインはSerumです。


Bass



このベースのEQは以下の感じです。




Chords

Introの時のPianoとコード進行は全く同じです。
使用プラグインは、Serum, Massive, 3x Oscです。


まずは全体を聴いてみましょう。


Chords



次に、それぞれの音を聴いていきましょう。


Serum



Massive



3x Osc


個々の音は真ん中のMassiveを除くと割と単純な音です。
僕は音作りはあんまりせずに、プリセット集をバンバン買っていました(過去形)。


プリセットはお金を払う代わりに即戦力となる音をすぐに得ることが出来ます。
音作りの勉強にもなるので、音作りに苦戦してたら何かプリセットを買ってみるといいと思います。


3x OscはWhitenoiseを作り出していますが、これが重要です。


3x Osc抜きで、SerumとMassiveだけだとこんな感じになってしまいます。


Without 3x Osc



さっきと全くテイストが異なります。WhitenoiseをDropのChords音に加えるだけでも、印象はガラッと変わるので、是非使ってみましょう。


Guitar

これはIntroのギターと同じです。


なお、この音は曲中ほぼ途絶えることなく使用されています。


以下の画像をご覧ください。



少し見にくいかもしれませんが、ご覧の通り、バカの一つ覚えのようにこの音は曲中ずっと鳴っています笑


こういうのも、音楽制作ではアリです。


Vocal Chops

いわば最初のDropのメインとなる音です。


これはKiss Meの音源をそのまま使用しているため、特に解説はないです…


よって、これに関しては少しミキシングに関するお話をしたいと思います。


まず、この2つを聴き比べてみましょう。


A



B


前者のAの方が実際に曲で使っている方です。
後者のBは何がいけないのでしょうか??


これは正直この音声を聴いている環境に少し依存するかもしれませんが、Aの方は以下のように特定の周波数をカットしています。



(注)このVocal Chopsにはこれ以外にも2つEQを刺しています。ローカットなどを忘れないようにしましょう!


Bはこの周波数がカットされておらず、「キーーン」という甲高い耳障りな周波数が目立ちます。
そのため、EQでカットしました。


是非参考にしてみてください!


まとめ

以上です。量と時間の関係で最初のDrop終わりまでの解説となってしまいましたが、

最後に、実際に僕がこの曲のRemix作業をしたFL Studioの画面をお見せしたいと思います。


これ割と需要あると思うのですがどうでしょう…笑



プロジェクトファイル
プロジェクトファイル
プロジェクトファイル
プロジェクトファイル



ちょっと画質悪いですがこれで勘弁してください。


今回の記事はかなり長かったため、ここまで順々に来た人は多分ほとんどいないと思いますが、もしいたら泣いて喜ぶので、是非コメントください笑


また、要望、指摘、改善点、感想等ありましたら、是非コメントください。


ありがとうございました^^



【EDM制作講座】EDMxPopでカッコいいRemixを作ろう! (終)

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