皆さんこんにちは、おととらべる (Twitter : @soundraveller)です。
僕も日本人なんで、やはり日本で活動していきたいと思っていた時期がありました。しかし、音楽の方向性やそもそもクオリティーの問題などもあり、なかなかリアクションがありませんでした。
一番悲しかったのは、「あなたの曲聴きます!」とうたっている某サイト(別に憎んでいるわけではありません笑)に何回か曲を提出したものの、最初以外は全く聴かれることがありませんでした。

ただただ、悲しい...
その後は海外レーベルのみに曲を送るようになりましたが、海外レーベルの大きな特徴として、
プロモーションチャンネルの規模が桁違い
というものがあります。例として僕が好きなYouTubeのプロモーションチャンネル/レーベルを一つ紹介します。
WaveMusicは、2019年12月時点でチャンネル登録者数300万を誇る巨大チャンネルです。
1,000万を超えるところも多く、Trap Nation、NCSなどはチャンネル登録者数が2,000万を超えています。
日本のレーベルとかだと、デモを送って連絡来なかったらThe Endですが、海外はプロモーション(宣伝)の形を取っている事も多く、チャンスが増えます。
デモの送り方
曲の送り方は大きく2つあります。
- メールや専用プラットフォームで送る
- サイト経由で送る
メールや専用プラットフォームで送る

まずは王道のメールで送るパターンです。自分の曲を出して欲しい!と思うレーベルがあったら、そのレーベルのYouTubeやSoundcloudの概要欄に行きます。
概要欄にデモを送りたい人用にメッセージが書かれていることが多いです。

メールアドレスしか記載されていない場合は頑張ってメールを書きましょう笑 勿論全て英語です。メッセージを書くときは件名を必ず書き、曲はSoundcloudやYouTubeのリンクで送るのが良いでしょう。
専用プラットフォームの場合は難易度が一気に下がります。必要事項を記入して送信しましょう。

サイト経由で送る
専用プラットフォームでその都度調べて送るのも良いですが、時間がかかります。
そこで、曲を送るときは最初から専用のサイトを使った方が早い場合が多いです。今回はその一例として、SubmitHubをご紹介します。
レーベルを検索する場合は、まず画面左上の"Blogs & Labels"をクリックしましょう。
すると、以下のように表示されると思います。

もうすでに提出したいレーベルが決まっている時は、左側にある検索窓に名前を入力して検索してみましょう。

見つけたらクリックして先へ進みます。

緑の"SUBMIT TO 〇〇(レーベル名)"をクリックします。初めて利用する場合は右上の"UPLOAD A NEW SONG"をクリックし、あとは指示に従うだけです。
ここで一つ注意することは、曲を送るにはCreditが必要であり、それには2種類あることです。
Creditには"Standard"と"Premium"があり、standardの場合は無料、premiumの場合は有料(1credit100円程度)で、creditを1つ消費して初めて曲を送ることができます。
レーベルの中にはPremium Creditしか受け付けないところが非常に多いです。チェックしましょう。

曲を送り終えたら、返事が来るのをひたすら待ちます。ただ、ひたすらといっても、Premium Creditを使って送信した場合、48時間以内に返信が来ることが多いです。

"Declined"と書いてあった場合は不採用、"Approved"と書いてあればめでたく採用です。採用された場合は、メールの"chat conversation"のリンクに飛びましょう。

メッセージのリンクをたどり、必要事項を記入しましょう。上の画像だとたくさん作業が必要な風に思えるかもしれませんが、実際やることは、Copyright Permissionへのサインと、楽曲データ(MP3など)の送信くらいです。
Copyright Permissionには、左上に名前(本名)をタイプするところと下に名前をPCのマウス(スマホの場合は指)で直筆でサインするところ2箇所あるのでご注意ください。漢字でも大丈夫です。
サインと楽曲データの送信が終わったら、YouTubeやSpotifyにアップされるまで気軽に待ちましょう。
何日(或いは何週間)かすると、メールが届きます。

リンクを踏んで確かめましょう。
曲が採用される確率 (単純計算)

SubmitHubには"Approval Rate(承認率)"という、「曲が採用される確率」が記載されています。
今回のAirwaveMusicの場合は1.9%です。

全世界から3,780曲が提出され、その内70曲が採用されたため、単純計算で採用率は1.9%です。
おおよそ有名レーベルになるとApproval Rateは1〜5%である事が多いです。10%超えるところは正直高いです。
ただ、ここで

1%!? 無理ゲー!
と思うかもしれませんが、デモは世界中誰でも送ることができます。よって、提出される曲の中には誰がみても明らかに実力不足のものも多いです(多分)。なんせ、僕もDTM始めたての頃はゴミみたいな曲をMonstercatやNCSなどの巨大レーベルに送っていました笑笑
なので、1%や5%といっても絶望せず、曲を作っては送り続けてアピールしましょう!
まとめ
まとめると以下のようになります。
- 曲はSubmitHubなどのサイトを経由して送るのがオススメ
- 曲の採用率は1〜5%。
最後に、採用されたとしても、多くの場合は「再生数」という次の壁にぶつかります。
実際僕は今まで2曲出してもらいましたが、再生回数は3,000くらいです。
僕もまだまだ道のりは長いです。是非、これを見ている皆さんと一緒に音楽制作の道を歩んで成長していけたらと思います^^
質問などご気軽にどうぞ!