皆さんこんにちは、おととらべる(Twitter : @soundraveller)です。
ずっとやろうと思っていた企画を開始したいと思います。
それは、タイトルにもある通り、再現形式で初心者からでも出来る音楽の作り方の完全ガイドを制作することです。
多くのサイトでは、「EQは〇〇Hzからカットすると良いよ〜」とか「コンプレッサーの使い方!」みたいな一般的な話が多いと思いますが、この講座では曲を通して実際に僕が使用したプラグイン、プリセット、サンプル、EQやコンプレッサーの設定を全て公開します。
つまり、道具が揃っていて、講座で公開している各種設定に従えば、僕が作った音源と全く同じものが作れるようにしてあります。
(ただ、僕もプロではなく、まだまだ成長過程である為、特にミキシングマスタリングなどの設定はあくまで「提案」形式で公開するスタンスをとります。)
また、本講座では僕の自作音源の他に、いくつもの既存の曲を課題曲、参考曲とします。
アウトプット重視で曲を一緒に再現していきながらゆくゆくはオリジナル曲を作れるようになりましょう。
この講座の目的は、皆さんが音楽制作に楽しく取り組めるようにするだけでなく、僕自身も成長することです。よろしくお願いします^^
DTM初心者ガイド〜最終目標〜
本企画は、以下のような既存の楽曲が再現できる事を目標とします。
音楽制作の挫折の原因の一つに「いつまでも自分の作る音楽がしょぼい」というのがあると思います。それを払拭するために、この講座では参考にする音源は初期の段階から全てプロクオリティーのものとします。
勿論オリジナル曲が作れるような記事もたくさん作成する予定です。一緒に成長していきましょう。
...と、正直ここまで聞いても実際にどんなスタイルの講座になるのかは想像しにくいかもしれません。その点は考え中なのでご了承ください。
今回は、初回チュートリアルとして、音楽制作に必要なものと、僕が実際に使っている道具を紹介していきたいと思います。
【初回チュートリアル】音楽制作に必要なもの
プロのような本格的な音楽制作に最低限必要なものは以下の通りです。
- ハイスペックPC
- DAW(音楽制作ソフト)
勿論これは必要最低限のものなので、僕が音楽制作で使用しているツールを紹介します。
なお、具体的な説明は以下の記事を見ればすべて分かります。
僕の音楽制作環境
僕の音楽制作環境は以下の通りです。
FL Studio
EDM、HIp Hop系に強い有名ソフトウェアです。特に海外でのシェア率が高いです。
FL Studioを使えば以下のように、お遊びではなく、本格的な曲が作れるようになります。
ただ、勿論音楽制作ソフトウェアは他にもたくさんあります。自分の作りたい音楽に合うものを選びましょう(といっても、最近はあらゆるDAWは万能になりつつあります)。
PC
僕が使っているPCはMac Miniです。スペックは以下の通りです。このスペックがあれば基本的にEDMならどんな曲でもストレスなく作ることが可能だと思います。
- Mac mini(2018)
- プロセッサ 3.2 Ghz Intel Core i7
- メモリ 32GB 2667 MHz DDR4
- SSD 512GB
>> Mac mini
ソフトシンセサイザー
もしあなたがEDMを制作したいと思っていて、かつ「〇〇(DAWの名前)は高品質なシンセやサンプルがたくさんある」という文言を聞いたことがあるなら、それは真に受けない方が良いでしょう。
EDM制作をするならソフトシンセ、Rock系の制作ならオーディオインターフェースや楽器が必要になってきます。
DAW付属のシンセでも作れないことはないですが、情報量が圧倒的に不足しているため、成長速度は必然的に遅くなってしまいます。
それでは、以上を踏まえつつ、僕の使用しているソフトシンセを紹介したいと思います。
Nexus2
最近Nexus3が出たそうなので、そちらのリンクを貼っておきます。Nexus2はとにかく即戦力となる音が揃っています。他のシンセがパラメータを色々いじる必要があるのに対して、Nexusは基本的にライブラリーから音色を選ぶだけで良いです。
これがあまりに強すぎるため、様々なプロデューサーがこぞって使っています。値段はやや高めですが、EDMを制作するなら買う価値があると思います。
>> Nexus 3
Serum
僕が現在一番愛用しているソフトシンセです。とにかく高音質で個人的にはまともにパラメータを弄れるのはSerumだけです。

>> Serum
Massive
これは持っている人が非常に多いかと思います。これはたまに使いますが、正直パラメータが意味不で目がチカチカするのでプリセット(最初から設定されている音色)でしか使ったことがないです。

>> Massive
Sylenth1
値段的には今まで紹介してきたものよりもやや安めですが、最近はあまり見かけません。ただ、Progressive HouseやFuture Bassなどでは需要がまだまだ高いと思います。
>> Sylenth1
その他プラグイン
音楽制作は主に以下のように場合分けされます。
- STEP1作曲
コード(進行)とメロディー作成
- STEP2編曲
アレンジの段階。曲の輪郭が出来上がる
- STEP3ミキシング
音色の調整やエフェクト掛け、音量調整など曲の仕上げに向けた作業
- STEP4マスタリング
曲の仕上げ。技術的なステップ
今まで紹介してきたソフトシンセは主にSTEP2までの段階で使用します。
それ以降はミキシング、マスタリングに合ったプラグインを使用する必要があります。
今回は僕が主に使っているプラグインを2つ紹介します。ミックスマスタリングでは、シンセの場合と異なりDAW付属のプラグインも結構役に立つのであまりものを買いすぎてもただのコレクターになるだけです。
Ozone , Neutron
この2つは非常に便利です。一番の特徴はAIが搭載されている点でしょう。独自のプログラムにより自動でミックス、マスタリングをしてくれます。

音楽を始めたらこのミックス、マスタリングの難しさ、正解のなさに戸惑うと思います笑
性能としては100点満点とは言い難いものの、ミックス、マスタリングの学習に非常に役立つので、買っておいて損はありません。
サンプル
音楽はゼロからあらゆるサウンドをつくり出して曲を作る事は少なく、サンプルと呼ばれる音源を使用する場合が多いです。
サンプルには非常に様々なものがあり、ギターやドラムの音から鳥の鳴き声、波の音など多岐に渡ります。
Spliceというサービスに登録すると様々なサンプルの音を使用することができます。
記事の探し方
このlife-void.comはブログであり、この企画に基づく記事の他にも様々な記事を投稿しています。
この講座の記事は「音楽の作り方完全ガイド」というカテゴリーにまとめる予定です。こちらからアクセスできます。
質問、お問い合わせなどがありましたらご気軽にどうぞ!