音楽制作のヒント: ミキシング,マスタリング

【マスタリングEQ】音のこもりを解消し、クリアなサウンドを作る方法【DTM】

ついこの間までは僕も「なんか音こもってるな〜」と悩んでいたのですが、割と解決したのでここで共有したいとおもいます。


こんにちは、おととらべる(Twitter : @soundraveller)です。今回は音のこもりを解消し、サウンドの輪郭をくっきりさせるマスタリングEQの使い方を紹介したいと思います。参考になるかと思います。


マスタリングEQで音をクリアにする方法

前提 : マスタリングEQの使い方

あちこちで言われていることですが、マスタリングにおいてはエフェクトを強くかけないことが重要です。


下のSplice.comのブログでも述べられていますが、3db以上のカット、ブーストは避けたほうが良いでしょう。





人によっては3dbではなくて1db以内に収めるべきという意見もあります。何れにせよ、かけすぎは禁物です。


また、下の二つのEQの掛け方を見てみましょう。上の方はかなり細かくカット、ブーストしていますが、これはあまりお勧めできません。下のように緩やかにかけると良いでしょう。


 細かくかけ過ぎです
緩やかにかけたほうが良い



以上の2つがマスタリングにおけるEQの大前提となります。これを踏まえて次に進んでいきましょう。


音がこもる! ⇨ 低域を削る??

音がこもっている時、低域を削ろうとするのは自然な発想だと思います。しかし、低域を削っても音のこもりが解消されないばかりか、音がしょぼくなったり細くなったりしてしまう事はありませんか?


もしこのような悩みを持っていたら今回の記事は大いに役に立つと思います。


結論から言うと、解決方法は低域と高域をブーストし、中域をカットする事です。


これにより、音のこもりは解消され、より輪郭がはっきりするでしょう。目安としては以下のような感じです。


  • 低域...〜150Hzほど
  • 中域...150Hz〜1kHzほど
  • 高域...1kHz以上


これはあくまで今回のお話用に設定した値です。本来は中低域、中高域などもっと細かい分類わけがされ、目安となる値(Hz)も異なります。



中域である150(〜200)Hz〜1kHz付近をゆるくカットし、高音域を少し上げてあげると音がよりクリアになるでしょう。


ただ、もちろんこれはあくまで一例で人によってミックスの段階で低域、中域、高域がそれぞれどのくらい出ているかは変わってきます。そこで、削るべき帯域とブーストするべき帯域を見つける方法について考えてみましょう。


マスタリングEQでどこをどう削る(ブーストする)べきかを探る方法

Gullfossを使う

GullfossはAIを搭載した全自動EQです。リアルタイムでその瞬間瞬間に合ったEQを掛けてきます。フルバージョンは20,000円と少し高いですが、Demo版は2週間という期限つきでフルバージョンの全機能を試すことができます。これを使わない手はありません。


>> Gullfoss


これを今制作している曲のマスタートラックに差してみましょう。すると(いくつかパラメータを設定すると)自動で音を解析して特定の帯域をカット、ブーストしてくれます。


そこでどの帯域がカットされ、どの帯域がブーストされているかを細かく観察しましょう(買う気がないならなおさら)。


その結果を元にEQの掛け方を改善していくと、音のこもりが解消され、よりクリアなサウンドになると思います。是非AIを参考にマスタリングをしていきましょう!


最後に : ミックスマスタリングに時間をかけすぎるのは如何なものか

(これは完全に僕の個人的な意見なので参考程度に)


ミキシング、マスタリングエンジニアになろうとしている訳ではないにも関わらずそれらの工程に時間をかける意味はこれからどんどん薄れていくと思います。


まずはAIを搭載したNeutronやOzoneなどのプラグインやLANDR、BandLab、CloudBounceなどの自動マスタリングサービスが表に顔を出すようになりました。


それらのツールは日々進歩しており、今回のGullfossのようなEQに特化したAI搭載サービスが出現してきています。


とすると、これから恐らく


  • 全自動コンプレッサー
  • 全自動マキシマイザー、リミッター
  • 全自動ボリュームバランスツール


のような、瞬間的にパラメータを変更するものがどんどん表に出てくると思います(素人の意見ですが)。


もしかしたら10年後、20年後には


昔はEQとかコンプのパラメータって一回決めたら変えられなかったんだ。それ不便じゃね??


みたいになるかもしれません。ミックス、マスタリングは時間をかけようと思えば無限に掛けられる(と思える)工程ですが、これから作編曲により一層フォーカスした方が良いのかもしれません。

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おととらべる

おととらべる

現役理系大学生。 Programming : Java, Python 音楽活動名義はRoot Introvertです。 音楽制作でのリリース、プロモーション ByeByeCopyright -> Root Introvert - Between Our Hearts (2019年3月) AirwaveDubstepTV -> SHADOWKEY - Kiss Me(feat. Jellow) (Root Introvert Remix) (2019年10月) NoCopyrightNation(NCN) -> Root Introvert - You Don't Wanna Be Lonely(2020年2月) 7even EDM -> Root Introvert - You Don't Wanna Be Lonely(Promotion) (2020年3月、4月) InspiredByInspired -> Root Introvert - You (2020年2月) AshesToFlame Records -> Root Introvert & Isura - Reminiscent (2020年4月) 一人旅 : タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア

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