【お知らせ】DTM相談を受け付けます
詳細はこちら

kawaii Future Bassのコード進行の特徴と作り方解説!

音楽制作のヒント: Tips

kawaii future bassはEDMのジャンルの中でも曲作りが複雑な印象があるかと思います。実際kawaii future bassはコード進行に動きが多く複雑なため、苦戦している方もたくさんいるかと思います。


そこで、今回は実際の楽曲を参考にkawaii future bassのコード進行の作り方について解説していきたいと思います。


スポンサーリンク

kawaii Future Bassのコードの特徴

実際の曲のコード進行を見てみる

コード進行の特徴を抑えるに当たって、まずあらかじめ既存の曲を2曲用意しておきました。


まず一曲目はSnail’s House – Pixel Galaxyです。

Snail's House – Pixel Galaxy (Official MV)



hooktheoryで見てみると、コードとその進行は以下のように解析されていることが分かります。





ほぼいたるところでセブンスコードが使用されているのが分かります。実際にピアノでコードを確認してみましょう。


Pixel Galaxy Chord Progression





もう一曲、Yunomi – Wakusei Rabbit(ft. TORIENA)を見ていきましょう。

Yunomi – Wakusei Rabbit (ft. TORIENA)




分数コードやら6, minorなどでものすごくごちゃごちゃして見えますね笑


Wakusei Rabbit Chord Progression




コードの作り方

kawaii future bassのコード進行では頻繁にセブンスコード(7th)が用いられます(多分)。


7thは普通のメジャーコードよりも少し落ち着いた雰囲気があります。試しにFmajとFmaj7を聴いてみましょう。


Fmaj, Fmaj7


前半がFmaj, 後半がFmaj7です。後半の方がなんだか少しおしゃれな感じがしますね。


7thの作り方ですが、7thはメジャーコードを構成する三音(ルート、3度、5度)に7度の音を付け加えたものです。


少し解説すると、3度、5度などはルート音からいくつ離れているかという指標です。ただ一つ注意したいのは、例えばキーがCmaj, ルート音(1度)がCだとすると、3度はその2つ上のDかというと違います。


3度、5度などは、その曲のキー(スケール)の構成音を考えなければいけません。スケールがCmajなら構成音はC, D, E, F, G, A, Bで、この順番で考えていきます。ルート音がCとすると、3度(ルートの2個上)はE、5度はGになります。


そう考えると、一見ただのメジャーコードよ7度が含まれるセブンスコードの方が高い音が出ると思いがちですがそれも正しくはありません。


実際先ほどの音声では前半のFmajの方が後半のFmaj7より若干高い音が出ていたかと思います。これはピアノロールでみると以下のようになります。



コードを作成するとき、順番通りにルート音、3度、5度といった順番で作成するのではなく、ルート音、5度、3度といった風に作成することの方が多いです。


ちなみに上の画像を見ると、今回僕が作成したセブンスコードはルート音(F)、ルート音(F)、5度(C)、7度(E)、3度(A)の順番で乗っています。


このように、コードを作成するときはなるべく音同士が離れすぎず、密着しすぎないようにすると良いでしょう。


今は7thを中心に解説しましたが、6も同じように「6度の音を追加する」といった風に考えれば良いです。


コード進行の作り方

コード進行は数字で考える

先ほどHookthoeryで2曲のコード進行を見てきましたが、画像にやたらと”V”, “IV”, “ii”などといったローマ数字が並んでいるのが見えると思います。これはキーの音からいくつ離れた音をルート音としたコードかということを表しています。


つまり、Snail’s HouseのPixel GalaxyではKeyがAminと書いてあるため、構成音はA, B, C, D, E, F, Gです。従ってキーであるAの6度の位置にある音はFであることが分かります。


よって、画像を見るとFmaj7の上に”VI7″と書かれてあるのです。


コード進行を作るときは”Fmaj”や”Emin”といったアルファベットに注目するよりも、“VIm7”, “III”といった(ローマ)数字に注目することをお勧めします。


例えば、ある曲のコード進行がキーがDmajのもとでG -> D -> Bmin -> Aだとします。これを4 -> 1 -> 6 -> 5のように数字で理解しておけばキーがDmajでない時も同じコード進行が作れます。


このような感じで理解しておくと、Pixel Galaxyのイントロのコード進行は

6 -> 5 -> 1 -> 3
4 -> 5 -> 1 -> 3


となります(7thやminは省略)。


このようにストックを増やしてコード進行を作成できるようになっていきましょう。


例えば、Pixel GalaxyはキーがAminですが、試しにキーを一つ上げてA#minにしてみると、次のようなコード進行になります。


Pixel Galaxy コード進行 半音上げ


これだと先ほどのと構造は変わりませんが雰囲気は少し変わったかと思います。これを使って曲を作ってみるのも良いですね^^


ダイアトニックコードを考える

先ほど

6 -> 5 -> 1 -> 3
4 -> 5 -> 1 -> 3


と書きましたが、スタートが4と6で異なっています。しかし、ダイアトニックコードを考えるとこの2つは同じ種類のコードに分類できます。


ダイアトニックコードは安定な状態であるトニック(T)、不安定な状態であるドミナント(D)、そこそこ安定でトニックへ移行する性質のあるサブドミナント(SD)に分類できます。


ダイアトニックコード早見表を使うと、6(Fmaj7)と4(Dmin7)は同じサブドミナントに分類されることが分かります。


ダイアトニックコードは少しコード進行に変化をもたらしたい時に非常に有効です。変えたいコードがあるときはそれがT, D, SDどれに分類されるか考え、同じグループの中から代替コードを探すと効率が良くなるでしょう(もちろんあえて別のところから引っ張ってきても良い)。


kawaii future bassっぽいコード進行を作ろう

最後にkawaii future bassでよくあるコード進行について述べたいと思います。


以下の音を聴いてみましょう。


Pixel Galaxy 最後の方


この音が段階的に下がっていくのが一つ大きな特徴と言えるでしょう。


上の音声の2つ目のコードはE/G#ですが、G#はAminスケールに含まれていません。基本的にはスケール内の音を使うのがセオリーですが、このように1箇所ほどスケールから外してみるとよりkawaii future bassっぽくなると思います。


Wakusei Rabbitでも後半の方にD#/Cがありますが、CはEmajスケールに含まれない音です。



2音目と3音目がD#/Cです。


少しスケールからはみ出してよりおしゃれなコード進行を模索してみてください!


まとめ〜kawaii future bassのコード進行の作成〜

まずは今回紹介した2曲のコード進行を元に色々作ってみましょう。


そのまま使用するのは少し味気ないかもしれないので今回解説した


  • コード進行は数字で考える
  • 7th, 6, add9, sus4などを使用してみる
  • ダイアトニックコードの分類(T, D, SD)を考える
  • スケール外の音も使用してみる

を中心にオリジナルなコード進行を作ってみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました