内向的、或いは内気な人は日常生活で疲れが溜まりやすいです。僕も内向的かつ内気という辛い性格ですが、その性格が故に海外一人旅で辛い思いをしたことがあります。今回はそのことについてお話ししていきたいと思います。
また、最後には内向的な人にとって海外一人旅が向いているかについて話していきたいと思います。
内向的(内気)であるが故に海外一人旅をしていて辛かったこと

日本人宿で輪に溶け込めず挫折した時
僕はラオスで初めて日本人宿に泊まりました。そこで会った日本人と一緒に寺院をまわったり、ユートピアという有名なバーで夜一緒に過ごしたりしました。
それだと普通に人間関係満喫しているように思えるかもしれませんが、問題は夜宿に帰った後です。
宿は男女別々のドミトリーだったのですが、部屋に戻ると「トランプゲーム(スマホ上で)をやらないか」と誘われました。正直少し寝たい気持ちもありましたがNoと断れずに参加することに...
結局部屋にいた5人くらいでゲームを始めましたが早く終わってくれと願いながらやっていました笑
大富豪をやったのですが僕があまりにも弱すぎて毎回大貧民or貧民でした。それに加えて話の輪に入れずにいたのでいつ終わるんだとソワソワしながらやっていました。
この出来事は、旅に出る前に「日本人宿でみんなと仲良しになれた!」みたいなブログ記事を読み漁って楽しみにしていたばかりに余計に精神的なダメージが大きかったです。もうどこ行っても無理だと思いました。
ただ、他の国の日本人宿では溶け込めたので相性の問題も大きかったのだと思います。
夜が明けたら親密度が低下していた時
皆さんはある時まで親しくしていたのに少しブランクが空くとそれまでのように親密に言葉を交わせなくなっていた時はありませんか? 僕は何回もあります。
ただそのブランク期間が1日だったことはかつてありませんでした。
先ほどの日本人宿で親しくなった人達と次の日の昼くらいから再び集まって行動することにしました。
ただ、なぜか明らかに僕一人だけ会話の輪に上手く入ることが出来ませんでした。僕だけ「ただいる」という感じで殆ど口を開けませんでした。
内向的というか、内気な感じがしますがこの出来事にはかなりショックを受けました。
誰も話しかけてこなかった時
僕はバンコクにいた時、夕方はほぼ毎日カオサンロードをうろついていました。誰かが声をかけてくれると思っていたからです。
しかし、結局声を掛けられたのは2回、まともな会話に発展したのは1回だけでした。
それまで僕は「旅先では現地の人や他の旅行客からたくさん声かけられる!」と思っていましたがそんな筈はありません。基本的にはずっと一人です。
無論、内気なため自分から声をかけることは絶対に出来ず、ただ通りをウロウロして挙句の果てには高い金払ってぼっち飯...という流れを繰り返していました笑
内気で話しかけるのが怖いため、僕は常に誰かから話しかけられるのを待っていました。ただ、待っていても何も始まりません。それは旅先でも同じです。
ご飯を食べる時
観光地ではご飯を食べる時いつも苦労していました。なぜならお店に入れないからです。
どこの店も人がたくさんいて、その上みんな集団です。内気なので中々お店に入ることが出来ません。そこで通りを何十往復もしてやっとの思いで勇気を振り絞り店に入る...そんな事を繰り返していました。
そんな事を2週間くらい繰り返しているうちにだんだん気が滅入ってきて4カ国目のマレーシアではマックを持ち帰って窓もないホステルの静かな個室で壁に向かい合いながら食べていました。これでも寂しさはありません。なぜなら、誰も見ていないところで一人でいるより集団の中で独りである方がよっぽど辛いからです。
内向的、内気な人は海外一人旅に向いていると思う

- 旅先で会う日本人に心を開けない
- 少し話さないだけで親密度が一気に低下
- 話しかけられるのを待っている
- まともに食事も出来ない
明らかに旅に向いてなさそうな性格ですが、僕はまたお金がたまり次第旅に出ようと思います。
なぜかは良く分かりませんが、上記のような事があっても、旅は普通の生活よりはるかに心地よいのです。
内向型人間こそノープランの旅を
キツキツのプランを立ててしまうと心が疲れてしまいます。旅は思っているより移動時間が多いです。僕は3週間で4カ国+京都を回りましたがそんなにゆっくりしていられませんでした。
プランを立てて「今日までに〇〇に行って明日の朝に〇〇時の列車に乗らなきゃ!」とか慌てるのは勿体無いので、ゆっくりノープランに、気が向いた時に移動するのが良いかと思います。
そして、このような旅のスタイルは内向的であるからこそ向いていると思います。
tabiyoriというサイトでも述べてありますが、一人旅は辛いと同時に「孤独に強い」、「観察力がある」など、内向的な人が持ちやすい性格をフルに活かせる場でもあります。
内向的、内気でも恐れずに旅に出てみると色んな発見があるはずです!