作曲、DTM(毎回思うんですけど"DTM"ってなんかダサい...)をする時に行き詰まる事はよくあるかと思います。もしなかったとしたら天才か経験値が豊富か、あるいは何も考えていないのだと思います。
そんな「行き詰まり」を解消する今すぐ出来る3つの解決案を提示したいと思います。どれも簡単なので是非実践して見てください!
作曲に行き詰まったら : 足りない要素を明確にする

足りない要素は毎回変わるわけではない
僕は毎回ギターとボーカル音源の不足に苦しんでいました。ギターは弾けるのですがオーディオインターフェースがなく(金が...)、ボーカルも歌ってくれる人が周りにいません。
僕が主に作っているジャンルはFuture BassやMelodic Bass, Progressive HouseなどEDM系統が多いのですが、最近(数年前から)はこれらのジャンルでよくギター音源が使用されるようになってきています。
そこでギターやボーカルの音源を探すのですが中々上手くいきませんでした。ここでは「足りない音源問題」を解決する2つの方法を提示して見たいと思います。
足りない音源の補い方 : サンプルを探す
これは普段から行なっていると思います。もし無料のサンプルばかり探しているなら考え直した方が良いかと思います。いくらお金がかからなくても使えないものばかりを集めて(もちろん無料のサンプルでも素晴らしいものはあります)時間を浪費するのと、多少のお金をかけて時間を圧倒的に節約するのではどちらが良いか、天秤にかけてよく考えてみましょう。
なお、僕がよく使っているのは下の3サイトです。
↑すみません、全てダンスミュージック系統になってしまいましたがこんな感じでサンプルを探す場所を決めておくと少ない労力で足りない要素を補うことができます。
足りない音源の補い方 : 誰かに頼む
「頼む人がいないから苦労してるんだ!」と思うかもしれませんが、果たして本当に頼む人はいないのでしょうか。
TwitterやInstagramで探せばボーカルの歌入れや楽器の演奏を請け負ってくれる人は出てくると思います。その人たちに直接頼むのは全然ありだと思います。ただしお金についてはしっかりと相談しましょう。
僕はつい先日曲を作ろうとしたものの、いくら探しても良いボーカルサンプルが見つからずにキレたのでInstagramでアメリカ人の誰かにDMを送って歌を入れてくれるように頼みました。
この記事を書いている段階ではまだやり取りは始まったばかりですが、このように頼もうと思えば普通に頼めます。ちなみにその方と僕の関係は、
僕がNCN(上の動画)で曲を出す⇨同じくNCNで曲を出したことがあるイギリス人から合作の依頼が来る⇨合作している時に彼の曲を聴いていたところ、彼の曲にその人がボーカルとして参加している事に気づく⇨依頼
という流れなので面識はありませんでしたが同じレーベルで曲をリリースしたことがあるという共通点があった為、話はスムーズに進みました。
誰かに頼むということを是非視野の一つに入れてみましょう。
曲作り : 足りない要素を最初に貼り付ける
これは場合によりますが、僕はよく足りない要素として毎回悩むギターとボーカルを探して、運よく良いのが見つかったらそれを最初にDAWに貼り付けてしまいます。
そうすると、残りの要素に全意識を向けることができ、曲作りが非常に捗ります。
逆に中途半端なところで「あ、そういえばこの音入れたいけどどうしよう」となってせっかくの曲を完成させることが出来ないのは非常に勿体無いことです。
足りない要素は先に探して、先に貼り付けてしまいましょう。
作曲に行き詰まったら : シンプルにする

むしろシンプルな方が良い
これはメロディーやコード、音作りで言えることなのですが、複雑にしようとするとやはりその分難易度が増します。
「AメロとサビとBメロでコード進行を変えなきゃいけないんだ」とか「メロディーが一番重要だからそこに時間をかけなきゃ」などと思っていると中々上手くいかずに時間だけがいたずらに過ぎ去っていきます。
特に邦楽を作りたての人にありがちかもしれませんが、邦楽のコード進行は結構複雑な部類に入ると思います(少なくとも洋楽よりは)。だからと言ってそこで周りに流されてコード進行ばっか考えていても先に進みません。
メロディーに関しても同じで考えれば考えるほど泥沼にはまっていきます。僕はまず便宜上簡単なメロディーで曲の構成を考えていき、ある程度全体像が見えて来たら再びメロディーに戻り変更を加えます。
ただ、結局最初のシンプルなメロディーを採用することが多いです。
曲作りはシンプルに捉えて行きましょう。
作曲に行き詰まったら : 立つ

座り続けると泥沼にはまっていく
何か「これだ!」というアイデアがあってそれをDAWに怒涛の速さで打ち込んでいるのなら良いのですが、「どうしよっかな〜」と椅子に座りながらくよくよ考えているならば一旦立ち上がって散歩でもしましょう。
そもそも座りすぎは健康に非常に悪いと言われています。あらゆる病気の原因になったり、それに伴い寿命にも大きな影響があると言われています。30分〜1時間に1回程度は立ってリフレッシュしましょう!
それに座りすぎていると段々作業の集中力が低下し、良いパフォーマンスが発揮できなくなってしまいます。座りすぎは避けましょう。
まとめ
勿論一番大事なのは「考え続ける」ことですが、それ以外に役に立ちそうなポイントを3つ押さえておきました。
どれも陳腐なものと感じるかもしれませんが、当たり前の事を意識しているのとそうでないのとではかなり差が出てくるかと思います。みなさん是非実践してみてください!