「DTM(音楽作り)を始めたいけど何を買えば良いかわからない」「本格的なDTMをしたいけどなるべく費用を抑えたい...」などなど。初めての音楽作りは金銭的にも情報的にも不安が大きいかと思います。そこで今回は本格的な音楽作り(DTM)に必要な機材、ソフトウェアを重要度をつけて紹介していきたいと思います。
取り敢えずここで紹介するものを揃えておけば大丈夫です。必要以上にお金を払わないよう注意して書いたのでご安心ください^^
価格帯の高いもの(PC, DAW)についてはコスパを重視しつつもみなさんが納得のいく選択が出来るように配慮し、その他のものについてはみなさんが情報過多で苦しまないように評価の高い定番のものを少数紹介していきます。
さらに、DTMをする際に役に立つツールも紹介していくので是非参考にしてみてください!!
(少しこの記事は長いので目次を見て全体像を先に把握しておくことをお勧めします)
DTMを始めるのに必須最低限な道具2選

PC
もし皆さんがBig Marvelのような戦略で行くならPCは必要ないかもしれません(誤解を生まないように言うと僕はBig Marvel好きです)。
ただ、こんな曲や
こんな曲を作りたいなら(すみません好み丸出しで)
PCは必須です。
PCの必要スペック
PCの必要スペックは以下の通りです。
これの捉え方はどちらかというと「必要最低限」というレベルです。もちろんメモリ8GBのPCでもある程度は動かせますが、必ずガタがきます。
僕は最初core i5, メモリ8GB, SSD 256GBのノートPC(20万円弱)を使用していましたが1年持ちませんでした。最初の方は技術力もないので比較的動くのですが、3ヶ月くらいたった段階ですでにスペック的に耐えられなくなってきました。
もし「本格的な音楽作りをしたいけどお金があまりない」というのであればむしろ上に挙げたスペックよりも少し高めのものを買いましょう。なぜかというと、ギリギリのスペックのPCを買って「やっぱりこれじゃダメだ」となって買い直す方がよっぽどお金がかかります(1.5〜2倍以上)。結局最初から高スペックのものを買った方が安上がりです。これは実際僕も経験したことなのでハッキリと言えます。
議論1 MacかWindowsか
結論 : どちらでも良い
ですが、Mac、Windowsにそれぞれ優位性があることは確かです。みていきましょう。
Macはマシントラブルが起こった時の対応が非常に楽です。ググれば大抵解決します。Windowsはそうはいきません。あらゆるメーカーがあらゆる種類のPCを出しているため、ググっても自分の所有しているPCの情報を見つけるのにかなり手間がかかります。最悪解決できません。これはPC操作に不安がある人にとってはかなりのプラスポイントとなるはずです。
また、学生(大学生など)ならば教育向けPro App Bandleを購入すれば、音楽制作ソフト(DAW)のLogic Pro X, 動画編集ソフトのFinal Cut Proなどのツールを2万円程度で購入することができます(どちらもプロも使うようなやつです)。
これがどのくらいすごいかというと、基本的に音楽制作ソフト(DAW)は単体で3万円以上します。また、Final Cut Proも単体で買うと3万円近くかかります。
したがって、本来であれば6万以上かかるところを2万円で抑えることが出来ます。これはお金の消費を抑えたい学生にとってはかなりお得ポイントです。
ただし、一般的にMacはWindowsに比べて値段が高いです。また、スペックをあげたいと思ってもWindowsのように手軽にカスタマイズできずに買い直しが迫られる恐れがあります。この2つは痛いポイントです。
続いてWindowsです。
Windowsの一番の利点は高スペックでもMacより安い値段で購入できることです。それに加えて拡張性が高いので、買ってみて「やっぱりもうちょっとメモリ増やそうかな」と思えばすぐにそれを実現することが出来ます。これはMacでは非常に難しいことです。
ただし、完全PC初心者の場合はWindowsに大きな難点があります。それは初期設定の難しさです。PCの初期設定もそうですし、DAWを開いてみて「音が出ない!」なんてことは多くの人が通る道です。そこでしっかり調べられたり対処できる必要があります。
もちろん必要以上に構える必要はありませんが、頭の中に入れておくと良いでしょう。
まとめると、「PCの知識がある程度あり、拡張性やコスパ重視ならWindows, PC価格は多少高くて拡張性が少なくてもPro App Bandleが欲しい(学生)、設定やトラブル処理がスムーズで楽、デザイン重視ならMac」という認識で大丈夫でしょう。
議論2 デスクトップかノートか
結論 : どっちでも良いけどデスクトップの方がコスパが良い
一般に同等のスペックならデスクトップよりノートの方が高価です。しかも注意しておきたいのは、先ほど述べたWindowsの「拡張性の高さ」はノートPCにはあまり当てはまらないということです。壊れたら全部修理or買い替えです。こうしてみると明らかにノートの方が高いです。
一方、ノートPCの最大の魅力は「持ち運んで様々な場所で作業できる」という点です。というかノート選ぶ人は大抵これが理由です。
ただ、正直この利点は「もうすでにプロレベルで仕事をしている人」や「海外を飛び回ってデスクトップだと不便」、「家にいる時間が短い」というような方に当てはまるものです。
絶対にオススメしないのは、高校や大学の教室とかで作業していて、友達などに「ねーねー何やってんの? 」と聞かれ「ああ、音楽作ってるんだよ(ドヤ)」と答える自分を妄想して、必要性が薄いのにノートPCを買うことです。その妄想はおそらく実現しません(体験済み)。
そもそも音楽を作り始めると周りの人が音楽にあまり興味がないということに否が応でも気づいてしまいます。どやるよりもコスパと操作性の高さを重視しましょう。
迷ったらこれを買おう!具体的な購入案
議論1と2で購入パターンは4つに分けられると思います。それではそれぞれのパターンにおけるオススメPCを挙げたいと思います。判断基準は
- コストパフォーマンス
- スペック
です。それではみていきましょう。
パターン1 Mac x デスクトップ
おすすめPC : Mac Mini
Mac MiniはMacの中ではコストパフォーマンスが高い部類になります。実際に僕は現在Mac Miniを使用しています。
ただし、僕が使っているもののスペックは、core i7, メモリ32GB, SSD 512GBで、これだと23万円になります。
ここで少し考えて欲しいのはMacの拡張性の低さです。今はこのスペックで大丈夫かもしれませんが、年数を重ねていくにつれて物足りなさを感じる場面が出てくると思います。必要最低限スペックだとそれに至るまでの時間が短くなる危険性があります。
現状僕はcore i7, メモリ32GBで1年くらい使っていますが物足りなさを覚えたことはほぼありません。現時点で金銭面がキツキツではなく、最終的なコストパフォーマンスを考えるならば、必要最低限スペックと僕の使用しているもののスペックの間をとって以下の設定をおすすめします。
また、Mac Miniはディスプレイ、キーボード、マウスが必要です。ここではあまり金額差はつかないと思うので僕が使っているものを紹介します。
ディスプレイ
キーボード
マウス
(注意!)このマウスはかなり小さいです。せっかくならば少々値段は張りますがApple製のマウスを買う手もあります。
合計金額 : 16万〜22万円以上
パターン2 Mac x ノート
これはMac Book Pro16インチ一択です。
16インチMacBook Proをカスタマイズ - スペースグレイ
上記リンクをクリックした時の設定でもかなりのスペックなのでそれで十分かと思います。
DTMをするに当たってMac Book Proの13インチやAirは選択肢に入ることすらありません。圧倒的にコスパが悪いからです。
例えばProの13インチで上記の16インチと同等のスペックにしようとすると28万円かかります。しかもディスプレイは13インチより16インチの方が圧倒的に見やすく操作しやすいため選ぶ理由がありません。Airの場合は最高スペックでもcore i5なので不安が残ります。
合計金額 : 25万円
パターン3 Windows x デスクトップ
Windowsのデスクトップにおいてはドスパラでカスタマイズするのがオススメです。基本的にカスタマイズ事項が多いため、コストパフォーマンスを最大にするようなPCを購入することができます。
先ほど紹介したMac Miniと同様のスペックのものでも10万円ちょっとで購入できるものがあります。ゲーミングPCやクリエイターPCにする必要はありません。財布と相談して慎重に選んでみましょう。
ドスパラのサイトの左上に「デスクトップパソコン」というカテゴリーがあると思うのでそこから色々選択できます。
48回まで分割手数料無料の商品が多いため少し背伸びをしてみるのも良いかもしれません。
Windowsは上のようにかなり欲張っても値段を抑えることができます。
合計金額 : 12万〜20万以上
パターン4 Windows x ノート
おすすめ :Razer Blade
これはゲーミングPCの一種です。日本ではあまりかもしれませんが、海外のプロデューサーは結構使っている人が多いと思います。
上の動画で使用されているノートPCがRazer Bladeです。デザインがカッコよすぎる...
取り敢えず選択肢としてはRazer Blade15かProの2択かと思います。コストパフォーマンスを考えたら15の一番安いモデルでも十分対応できるでしょう。これでMac Book Proよりも5万円ほど安いです。
合計金額 : 20万円〜
財布と用途をよく考えて自分のベストな選択をしましょう!
DAW(音楽制作ソフト)
DAWとは音楽制作ソフトのことを指します。世の中には様々なDAWがありますがDTMを始める上で最適なものを5つ紹介したいと思います。それぞれの特徴を説明するので自分の用途に合ったものを選びましょう。
今回紹介するDAWは
- Logic Pro
- Cubase
- Studio One
- FL Studio
- Ableton
の5つです。初めてDTMをやる人はほぼ確実にこの中から選ぶことになると思います。それでは一つずつ紹介していきます。
Logic Pro
MacユーザーならむしろLogic Pro以外を選ぶ理由があまりありません(こだわりがなければ)。多くの制作ジャンルに対応しており、安く、安定性が高いためです。
どれくらい安いかというと、教育向けPro App Bandleなら動画編集ソフトなども込み込みで22,800円、単体でも24,000円です。これがいかに安いかはこれから紹介するソフトの値段と比較すればすぐに分かります。
ただ、残念ながらWindowsには対応していないので注意が必要です。
Cubase
多機能で一番無難なソフトです。J-Rock, J-POPをはじめとしたあらゆるジャンルで用いられています。皆さんの好きな邦楽アーティストもCubaseを使っている可能性は非常に高いです。
日本でのシェア率が高いゆえ、日本語の情報はものすごく多いです。DAWによっては日本語の情報が少ないものもあるのでかなり重要なポイントだと思います。
ただし、多機能ゆえ値段がやや高く、使いづらいと感じることもあるかと思います。また、USB e-Licenserという面倒くさいものが必要です(形はただのUSB)。万が一e-Licenserをなくしたり壊したりしたら絶望です。
Studio One
Studio Oneのことを悪く言う人はあまりいないと思います。とにかく音が良く、軽いです。日本でのシェア率はCubaseを追い抜かす勢いで上昇しています。ユーザーが求めているような機能がじゃんじゃん追加されているのも魅力です(例↓)
上の動画の凄さは音楽制作を始めるとすぐにわかると思います。コードを自動解析したり、キーや進行に合わせて自動的にそれと合った音程に変化させる(MIDIの自動変換)機能は時間の大幅短縮、作業効率の大幅な向上が見込めます。羨ましい...
FL Studio
FL Studioは海外EDM、HIPHOP系プロデューサーのシェア率が非常に高いソフトです。逆にJ-RockやJ-POPをFL Studioで作っている人なんてまず見かけません(いたら変人)。
価格も安く3万円程度で買えます。
3つ目のメリットですが、海外EDM系プロデューサーと一緒に曲を作るとき、相手もFL Studioを使用している可能性が高いため、制作中のファイルをそのまま丸ごと送りあって曲を制作することができます(便利)。違うソフトを使っているといちいちオーディオファイルに変換する必要があるためダルいです。
「いや、そもそも外国人と曲作る機会なんてあるのかよ...」と思うかもしれませんが意外とあります(僕はあまりしませんが)。せっかくなんで僕が海外の人と合作した作品を載せておきますね(突然のセルフマーケ)
そして一番大きいのが4つ目のメリット「アップデート永年無料」です。通常DAWはアップデートが1万円程度の有料となっているため、買って終わりではなく、さらにそこからまたお金がかかる可能性があります。その大きなデメリットが全くないのがFL Studio最大の利点です。
5つ目の「僕が使ってる」とはどう言うことかと言うと、僕がこのブログで音楽制作について色々発信しているからです。僕の音楽制作関係のブログ記事は全てFL Studioを用いて説明しているので参考になると思います^^
デメリットとしては日本語の情報が少ないことが挙げられます。情報収集は基本的に英語になると思いますが、高度な英語力は全く必要ないのであまり気にしなくていいと思います。
Ableton
Abletonはかなり直感的な操作が可能なDAWです。逆に言うと先ほどのCubaseなんかは論理志向のDAWです。直感的に操作が出来る事は初心者にとってはかなりのポイントとなるので検討してみましょう。
また、ライブでの操作性も高く、情報量がかなり多いです(海外でのシェア率が高いため)。
デメリットとしてはとにかく高いことと、FL Studioと同じく適しているジャンルが決まっている(ダンスミュージック系)ことです。
デザインとかは個人的にめちゃくちゃ好みなので、金があってかつFL Studioじゃなかったら僕はAbletonを選びます。
30日間で全機能を体験できる無料期間があるので活用してみましょう!
まとめ〜用途+コスパで考える〜
5つ紹介してきましたが、各DAWの特徴を抑えながら総合的に自分にあったものを判断していきましょう。
DTMを始めるにおいて準必須な道具3選

次にDTMにおいて"準必須”な道具を紹介します。準必須とは、「人によっては必須だけど全員にとって必要とは限らない」ものと「完全必須ではないけどあったほうが絶対良い」道具のことと定義します。それではみていきましょう。
モニタースピーカー or モニターヘッドホン
PCとDAWの2つがあればDTMを始めることが出来ます。ただし、実際にそれだけではなく、持っておいたほうが良い機械があります。それがモニタースピーカーとモニターヘッドホンです。
正直PC内部のスピーカーから出る音は大抵ゴミです。ゴミな音を聞きながら音楽を作っても良い曲はなかなか出来ません。
そこでモニタースピーカー或いはモニターヘッドホンを使いましょう。少なくともどちらか一方は持っておきたいツールです。
僕が使っているモニターヘッドホンはこちらです↓
僕はモニタースピーカーは持っていないので、よく使われている+コスパが良いスピーカーを一つ紹介させていただきます。
モニタースピーカーは良いものを買おうとするとやはり値段がある程度します。そのため金銭面で節約したい人はモニターヘッドホンを1つ購入する形で良いかと思います。
ソフトウェア音源
確かにDAWにも付属の音源があります。ただしそれらだけでOKとは言い難いです。
今回は生音系(バンド系、邦楽全般系)のソフトウェア音源とダンスミュージック系の音源を紹介します。
Native Instruments〜全ジャンル対応〜
例えばJ-RockやJ-Popの音楽全てがギターボーカルベースドラムキーボードで成り立っているわけではないですよね。例えばバイオリンの音源だったり、ピアノの音源だったり、使いたい場面が必ず出てくると思います。
そんな時はNative Instrumentsのソフトウェアを使ってみましょう。頭が痛くなるくらいたくさんのサンプル、ソフトウェアが載っています。この中から自分の必要なものをピックアップして購入していきましょう。
例として一つ、ギター音源を紹介します。聴いてすぐに分かると思いますがものすごくクオリティーが高いです。これを使えばギターが弾けなくてもギター音を使った曲を作れるようになります。
また、一つの楽器でも複数のソフトウェアがあったりと、より細かいニーズに対応しています。
また、Native InstrumentsはKOMPLETEという頭のおかしいパッケージを売っています。25,000以上のサウンドが搭載されて7万円ほどかかるのですが、なぜか持っている人は多いです(本当になんで??)
お金に余裕があれば(笑)KOMPLETEの購入を検討してみると良いでしょう。
Serum, Sylenth1, Spire, Massive, Omnisphere, Nexus
今上に挙げたのは定番のソフトシンセサイザーです。全て買うとゆうに10万を超えるため全部持っている人は少ないかと思います。僕が持っているのはSerum, Sylenth1, Massive, Nexus2です。
Serum 価格189ドル

比較的新しいシンセですが異常なシェア率を誇っています。EDM系だと「持っていない人いるの...?」というレベルです(少し言い過ぎかも)。
ソフトシンセは一般的に操作が分かりにくいですが唯一僕がまともに扱えるのがSerumです。非常に見やすく音が良いです。一方スペックの低いPCだとすぐに動作が重くなる可能性があります。
Sylenth1 価格129ドル
これはSerumとは逆で昔からあるソフトシンセです。動作が軽く(めちゃくちゃ軽いです)、ライトな音を作るのにかなり適しています。あとは他のシンセより少し安いです。
The Chainsmokersの名曲Rosesのサビ(Drop)はこのSylenth1の音をメインに使っています。
Spire 価格189ドル
これも比較的新しいシンセです。ただし、感覚的にはSerumよりはシェア率は低いと思います。
EDMでのLead系の音を作るのに最適ですが、オールラウンドに色々な音を表現できます。
僕の好きな曲だと、下の曲のサビ(drop)はSpireとSylenth1をメインに使用しています。
この記事を全部しっかり読んでいたら多分上の曲は聴き覚えがあるのではないでしょうか^^
Massive 価格20,100円 or 26,800円
最新版のMassive Xは26,800円、それ以前のものは20,100円となっています。
このシンセは個人的に日本でのシェア率が比較的高いと思います。キラキラ系のサウンドから汚いサウンドまで色々表現できます。
ただ、僕も20,100円の方のMassiveを持っているのですが、操作が分かりづらい!というか操作する気になれません。

↑こんなたくさんのつまみを逆にみんなどうやって扱っているのか僕には分かりません笑 ただし音が太くて良いことは確かです。僕も曲を作る時は必ずMassiveを1つか2つ立ち上げます。
Omnisphere 価格56,000円
Omnisphereはとにかく内蔵されている音源が多いです。内蔵されている音源数は10,000を超えているため使いこなせる人は少数でしょう。
正直僕はあまり使っている人を見かけませんが、他の人と違うサウンドを実現したかったらアリな選択肢だと思います。
もう一つ大きなポイントがあります。それはOmnisphereはSerumやSylenth1などと異なり「音を選ぶ」タイプのソフトウェアです。SerumやSylenth1は音を「作る」系のシンセです。「選ぶ」と「作る」、どちらが簡単かはいうまでもないですね^^
Nexus3 価格250ドル〜
NexusもOmnisphereと同じく音を「選ぶ」タイプのソフトです。最近は少し人気に陰りが出てきているそうですが、それでも依然として強力なソフトであることには間違いありません。
EDM系の「それっぽい音」を気軽に実現できる超優秀なプラグインです。
生音系も結構頑張っており、以下の曲のイントロで用いられてるギター音源はNexusのものです。
Nexus3(←3つありますが一番安いやつでOKです)
ソフトウェア音源まとめ
自分の作る音楽によって必要なソフトウェア音源は大きく異なりますが、今紹介したものはどれもオーソドックスなもので多くのジャンルに対応しています。
ただ、これらはDTM始めると同時に買うのではなく、DTMが続けられそうだと思った段階で購入すると良いです。
Native Instruments...オールラウンド。
Serum, Sylenth1, Spire, Massive...(EDM系)音を作る系
Omnisphere, Nexus...(EDM系)音を選ぶ系
これ以外にも気の遠くなるような数のソフトウェア音源やエフェクトが存在します。焦る必要はないのでその都度見ていきましょう。
オーディオインターフェース(ロック系、J-POP系)
オーディオインターフェースは全員持つべき必須アイテムというわけではありません。僕も持っていません。ただし、ロック系など、ギターやベースといった生楽器を多用するジャンルではほぼ必須となる道具です。
有名どころで評価の高いオーディオインターフェースはSteinberg UR22Cでしょう。
バンドを組んでいる場合は一つ持っておきましょう。
マイク
これは必要か不必要かの判断が比較的用意ですね。歌うなら必須、歌わないなら不要です。
マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類がありますが、本格的なDTMならコンデンサーマイクを買うのをお勧めします。こちらの方が音質が良いです。
少々値段はしますが、ここもケチってすぐ壊れて新しいのを買うよりは一定以上の値段のものを使うのが良いでしょう。
このコンデンサーマイクは「オススメマイク」としてほぼ必ず名前が挙げられるほど定番です。コスパも良いので是非検討してみてください。
DTMに便利な道具2選

PayPal(登録、利用無料)
DTMを始めるとどうしても海外サイトからの購入が多くなりがちです。そんな時にいちいちクレジットカード番号を打つのは面倒くさいですし、またセキュリティーの観点で不安に思う方も多いと思います。
そこで是非Paypalを利用してみましょう。大抵ソフトウェアを購入するときは「Paypalで支払う」という項目があります。登録しているとそこから2クリックほどで商品を購入できます。セキュリティーの面でも非常に安全性が高く、僕もよく使っています。
MIDIキーボード
これはお金に余裕がある人のみで大丈夫なのですが、MIDIキーボードはかなり便利な道具だと思います。
通常だと音を確認したりメロディー、コードを打ち込む時はピアノロールという画面にマウスで一つ一つ打ち込んでいきます。

これがまあ面倒臭いのです。「あーでもない、こーでもない」となる度にマウスでポチポチ位置を変えるのは作業効率が悪いです。
そんな時にMIDIキーボードを使えばマウスを使わずにメロディーやコードをさらっと弾いてみることが可能です。
必須や準必須の道具となるかは人によって意見はあると思いますが、僕は「あったら便利。だけど無理して買う必要は全くない」という感覚です。
僕が使っている(正確には使っていた)MIDIキーボードはこちらです↓
ワイヤレスで使用でき、鍵盤数は37で僕はちょうど良いと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。PCとDAWは必須でその他に関しては自分の作る音楽のニーズに合わせて無駄のないように機材、ソフトを揃えていきましょう。
音楽は難しいかもしれませんが、時間をかけてゆっくり進んでいけば少しずつですが芽が出てくるかもしれません(出てこないかもしれません)。
難しく考えるより楽しむことが一番だと思うので、それを忘れずに音楽作りに励んでいきましょう!