初心者から始める音楽の作り方ガイド

【初心者講座5】ゼロから学ぶEDM作曲の手順【チュートリアル】

皆さんこんにちは、おととらべる(@soundraveller)です。今回は初心者講座の5回目ということで、EDM作曲手順の解説をしていきます。

初心者講座の1〜4回目を見ていない方でも全く問題ないので是非ご覧ください^^

今回の記事のコンセプトとしては、

  • EDMの作曲に興味があるけど何から始めれば良いか分からない
  • EDMを作りはじめたけどなかなか上手くいかない

という方向けに、EDMの作り方をゼロから解説していきます。

今回紹介する手順はあくまで一例です。多少順番が前後しても構いません。

EDM作曲の手順

STEP 0 : 道具を揃える

まずは道具を揃えないと何も始まりません。今の時代はスマホでもある程度作曲できますが、今回の記事はもっと本格的なEDM制作をすることを前提にお話します。

「道具は用意できてるよ!」という方はこちらに飛んで大丈夫です。

STEP 0-1 : EDM制作に必ず必要な道具を揃える

EDM制作に必ず必要な道具は、

  • PC
  • DAW (音楽制作ソフト)

です。逆にこれだけあれば一応作曲を始めることは可能です。注意点としては、PCは必ず高スペックなものを選びましょう。お金がないからといって妥協してしまうと結局PCを買い換えることになり、余計にお金がかかります。

STEP 0-2 : EDM制作者のシェア率が高いソフトを使う

ただ実際問題、残念ながらPCとDAWだけで満足な曲を作れる人はほぼいません。みんな何かしらの追加ソフトを使用しています。

この追加ソフトは主に

  • 楽器類(シンセサイザーやギター、ドラム等)
  • エフェクトツール
  • ミキシング・マスタリングツール(後で詳しく解説)

という3つの種類があり、これらのソフトは総称してPlugin(プラグイン)と呼ばれます。

このプラグインの中には有料なものも数多く含まれますが、持っておいた方が良いです。

PC、DAW、追加プラグインの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説してあります。


道具を揃えたら早速曲作りを始めましょう!


STEP 1 : どんな曲を作るか決める

まずはどんな曲を作るか決める必要があります。EDMには

  • Progressive House
  • Future House
  • Bass House
  • Electro House
  • Future Bass
  • Progressive Psytrance
  • Dubstep
  • Melodic Dubstep
  • Chillstep

などなど...様々なサブジャンルが存在し、それぞれ全く異なるサウンドで曲が展開されます。

まずは、「〇〇っていうアーティスト(プロデューサー)みたいな曲を作りたい!」という目標設定から始めると良いでしょう。

どんな感じの曲を作るか決めたら次のステップへ進みます。

STEP 2 : 曲のBPM、キーを決める(後から変更可)

まず、曲を作るときは、そのBPM(テンポ)とキーを決めましょう。これは後から変更してもあまり問題はないですが、少し面倒臭くなるのでできればこの段階で決めきってしまいましょう。

STEP1でどんな曲を作るか決めたと思うので、その曲をTunebatで検索してみましょう。

試しに今回はJim YosefのForcesという曲を見てみましょう。


調べてみると、BPM = 128、Key = A#maj (B♭maj)であることがわかりました。

とりあえずこれを採用して次はコード進行の作成に移ります。

STEP 3 : コード進行作成

TunebatでBPMとKeyを調べたら次はChordifyへ行き、今調べたJim Yosef - Forcesのコード進行を調べます。

こんな感じで出てくると思います↓


コード進行が作れないという人は、ここのコード進行を丸々使用してみて、少し慣れたら順番を入れ替えたり、他のコードも使用してみましょう。

上記のコードを見てもどうすれば分からない方は、hookpadに行き、

  • 真ん中上のKeyのところを参考曲に合わせる(今回はB♭maj)
  • その少し右側にある"Piano"というところをクリックすると、画面下にピアノが表示される
  • コードを選択し、下のピアノ画面の通りにDAWのピアノロールに打ち込む

という手順でコードを作成してみてください。

STEP 4 : メロディー作成

コード進行を作成したら、次はコードに合うようにメロディーを作成してみましょう。

今回はA#majなので、その構成音であるA#, C, D, D#, F, G, Aのみを用いてメロディーを作成していくと良いでしょう。

ちなみに僕はこんな感じで作ってみました。下がコードで上がメロディーです。



ここまではピアノの音だけ使っていれば大丈夫です。

STEP 5 : Drop作成

Dropはいわゆるサビのことです。サビについてはEDMのジャンルごとに使われる音のパターンは大体決まっています。

ジャンルごとにどんな音が使用されているかは、YouTubeで"How to make 〇〇(ジャンル名)"などで検索すれば出てきます。それか、僕のブログでいくつかジャンル別で作り方を紹介しているので気になる方は訪れてみてください^^

STEP 5-1 : Kick、Snare、Clap、Drum Loop、Whitenoise等を入れる

構成音を確認したら、音を入れていきます。KickやSnareなどの音はサンプルを使用する場合が多いので、この際に、Splice.comに登録してしまいましょう。

Splice.comでは様々なサンプル、プリセット(音色)を月に100個ダウンロードできます(プランによって数は異なる)。

そこでKickやSnareの音を検索して良い音を探しましょう。

どう入れれば良いか分からないときは、参考曲に倣って音を配置してみてください。

STEP 5-2 : Lead、Chords、Bass作成

大抵のEDMのジャンルにはLead、Chords、Bassの3つの音があります。

これらの音は先ほど述べた追加のプラグインで作ることが多いです。

例えば、

  • Serum
  • Spire
  • Sylenth1
  • Nexus
  • Massive

などのソフトシンセは非常に有名です。全部持っている必要はありませんが、どれも持っていないという方は一つ選んで買ってみてください。DAWに付属されているシンセでは音作りに関数る情報量が少なかったり、そもそも音質がイマイチである場合が多いです。

一通りできたら、Dropの大まかな形が出来上がるかと思います。

僕も少し作ってみました。アレンジなどは殆どないですが、先ほど作ったメロディーとコードに色付けされているのが分かるかと思います。

STEP 6 : Intro、Verse、Build Up作成

Dropの作成が終わったら、次はDrop以外のところを埋めていきます。

基本的にEDM用語を使うと、曲は

  • Intro -> Verse -> Buildup -> Drop

の順番で進行する場合が多いです。Verseは日本語でいう「Aメロ」、BuildupはDrop前の盛り上がり部分を指します。

この順番でスムーズに進行させるのはEDMを作り始めたばかりだと難しいかも知れないので、そんなときは以下の記事をご覧ください。

STEP 7 : ミキシング

一通り最初から最後まで作り終えたら、本格的なミキシングの作業に入ります。

「本格的な」というのは、EDMでは曲を作りつつもミキシングもある程度同時にやる場合が多いからです。

ミキシングは、

  • 各パートの音量バランスの調整
  • 各パートのエフェクト調整(EQ, コンプ, リバーブ等)

のような作業を行います。音が自然に違和感なく、カッコよく聴こえるようにします。

STEP 8 : マスタリング

ミキシングが終わったら、最終段階のマスタリングに入ります。マスタリングはDAWのマスターチャンネルと呼ばれる場所で行います。

マスタリングでは、曲を聴く環境によらず音質を高く保つ調整と、音圧アップを行います。

ただ、しばしば「マスタリング=音圧アップ」と捉えられることがありますが、イコールの関係ではありません。

ミキシング、マスタリングに関しては以下の記事にまとめてあるので是非読んでみてください。


EDM作曲のコツ

1. 耳コピをする

EDM作曲で行き詰まったら是非耳コピをしましょう。耳コピをすれば、

  • どんな音色を使っているのか
  • どのタイミングでどの音が来るのか

がよく分かるようになります。

上の2つをみて「それだけかよ」って思う方もいるかも知れませんが、逆に上の二つが分かれば音楽は作れます。耳コピをすれば普段どれだけ音楽を聴いていないかが分かります。

実際に音源を使って耳コピをした記事を書いたので是非ご覧ください。

2. サンプルを使用する

完全にゼロから曲を作り始めるのは難しいです。そういう時に「サンプル」を使うと一気に曲が出来上がったりすることもあります。


上の音源はSpliceから取ってきたものですが、こういうサンプルから「このサンプルにはこういう音色が合うな〜」という風に考えることができます。それによって曲が考えやすくなったりします。

実際上の音源は以下の曲でがっつり使用されていますね。

まとめ : EDM作曲に関する日本語の情報はまだまだ少ない

今回の記事ではEDM作曲の手順についてまとめました。

EDM作曲についての日本語の情報はまだまだ少ないです。「こんな記事が欲しい!」といった要望などがありましたら気軽にご連絡ください^^ 全ての要望に応えられるかは分かりませんが笑

Twitter : @soundraveller またはお問い合わせフォームよりご連絡ください^^

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おととらべる

おととらべる

現役理系大学生。 Programming : Java, Python 音楽活動名義はRoot Introvertです。 音楽制作でのリリース、プロモーション ByeByeCopyright -> Root Introvert - Between Our Hearts (2019年3月) AirwaveDubstepTV -> SHADOWKEY - Kiss Me(feat. Jellow) (Root Introvert Remix) (2019年10月) NoCopyrightNation(NCN) -> Root Introvert - You Don't Wanna Be Lonely(2020年2月) 7even EDM -> Root Introvert - You Don't Wanna Be Lonely(Promotion) (2020年3月、4月) InspiredByInspired -> Root Introvert - You (2020年2月) AshesToFlame Records -> Root Introvert & Isura - Reminiscent (2020年4月) 一人旅 : タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア

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