そろそろブログのネタがなくなってきたので通っている大学をネタにしたいと思います^^
ブログ開設当初は大学について全く書く気にはならなかったのですが、そろそろ1記事くらい書いても良いだろうという事で、今回は東京理科大に入学して拍子抜けだった・ネットの情報が嘘だったと気づいた点についてお話していきます。理科大生でブログ書いている人って少ないですしね...
これ以外で理科大に関する情報が欲しい方はお問い合わせフォームからご連絡ください。ただ、僕は学校内での人との交流が殆どないため、答えられる事は限られています笑笑
東京理科大学のもともと...

東京理科大はもともと、東大理学部の仲間21人で作った「東京物理学講習所」という名前で、後に「東京物理学校」→「東京理科大学」へ変化していきます。
創立当初は入学が容易なものの、卒業は難しく、進級するだけで「秀才」と呼ばれていたとか...
その名残が今も残っているのか分かりませんが、東京理科大学の受験難易度はそれほど高くなく、早稲田や慶應、上智と比べると簡単です。
更新されない伝説
僕が大学に入学したばかりの頃はunitusというサイトで理科大の有意義な情報が学生目線から発信されていたのですが、今はアクセスできません。悲しい。
理科大のアンサイクロペディアなどでは以下のような伝説が半分冗談で記載されています。
オープンキャンパスでの音楽サークルの演奏がグランツーリスモのオープニング 平日フルコマは当たり前で土曜日には補講 節電のためと称して6時間目に授業を行う 3回以上講義を休むと自動的にD判定になる 講義中に寝ていると「起きろ!」と言われて殴られる 教授が講義前に「最近の学生はレベルが低い」といった学力低下に対する愚痴を言う(*ちなみに毎週) 試験範囲を言うだけで学生が泣いて謝る それでも言ってくれるだけマシ 寧ろ試験範囲は講義でやったところ以外 試験問題の内、半分以上が講義でやっていない未知の問題 「ここは必ず試験に出します」と講義中に言っていたところが出ない 「まあこんなの、大して重要じゃないし覚えなくていいですよ」と講義で言っていたところが試験に出た 試験科目数は両手で数え切れない 過去問が役に立たない 試験当日、問題用紙を配る前に教授が言った一言「大丈夫、過去問からは1問も出してませんから(笑)」 過去問の管理サイトまである そんなわけで教授が自信を持って過去問を配る 「過去問をといておけば満点だよ」といっておきながら試験で過去問と全く異なる問題がでる カンニング防止のために、定期試験ではTAを大量投入 中忍試験並みの監視体制の中で試験 必修科目の平均点20点、ほぼ全員赤点でも救済処置を取らない 結果再履修の教室が大混雑 クリスマスイブは朝から実験をしてすごす クリスマスはTOEICのテスト クリスマスに講義でロボットを作る 大学なのに冬休みの課題が出される 正月、冬休みは全てテスト勉強 受験勉強よりも勉強する 学期末でもないのに留年 寝坊で留年 一般教科で留年 卓球の単位をおとす 一般教養なのに受講者の3分の2が落ちる ↑ 一般教養講師の「理科大の一端を担おう」とする厄介な使命感 遊ばなかったのに留年 勉強しかしてこなかったのに留年 1年次に留年するなんてザラ、2留することも あまりに留年しすぎるから就活でも0留扱い その内定者も留年 授業についていけないと教授に相談したら「来年がんばれ」と言われた 分からなければいつでも質問に来いと言っていた教授に質問に行ったら「そんなことは自分で考えろ」と言われた 教授が、自分で選んだ教科書について「こんな教科書で勉強してたら簡単すぎて話にならないよ」と言い放つ そう言われたので質問をしないと今度は「君たちからは学ぶ意欲が感じられない」といって怒り出す 成績を見ると視力検査表を思い出す Aを狙ってやっとC(もしくはD)。 中間テストで100点取ろうと、期末テストで取れなければ再履修 実験前に予習レポート提出 並の学生が書いたレポートはほぼ確実に再提出 1回の実験レポート提出回数が平均3回 再提出課題が再々提出の間に次の課題が再提出になる 最終的に3つのレポートを同時進行 教授には君たちのレポートを読むのは生理的に苦痛だといわれる 夜になっても実験が終わらない 再実験になっても終わらない パソコンを使った授業で、教授の言葉の意味が分からないのであきらめてニコ動を見る人や、東方をやる人が多い。 ↑結局課題の答えをインターネット様に教えていただく。 「理科」って名前がつく大学なのにやっと学生証がICになる 「理科」って名前がつく大学なのにやっと出席が電子化(それまでは紙の出席カードに名前を書いていた。ここは小学校か?) それでも結局「カードリーダーの出欠管理なんて信用できない」と言って引き続き紙による出欠をとる 「理科」って名前がつく大学なのに教授が全員の名前を呼んで出席を取る。(約10分掛かる) 重要な連絡事項を長期休暇中でも掲示(気づきません) 女子の8割がサイクロプス 男子の2割は二次元よりむしろ一次元に興味を持つ 理科大ミスコンは学生の間では「理科大miss(失敗)コン」と呼ばれている 時には情報が有効な時期が過ぎてから掲示 時には台風による休講連絡を一限開始5分前に行う 時には一限開始10分後に休講連絡 家にいる時間より学校にいる時間の方が長い 例えインフルだろうとレポートは必ず提出しなければならない 肺炎にかかったので講義を休もうとしたら「講義を休むとは何事か、肺炎くらい気合いと根性で治せ」と言われて休ませてもらえなかった それでも結局留年し、或る者はウツ病発症し、また或る者は幼児買春や大麻に走る 震災や放射線の危険の中でも講義は予定通り始まる 卒業式が中止になった場合は卒業できない 入学式が中止になった場合は卒業式を中止にして代わりに入学式を行う 中間テスト終了と期末テスト開始の間が1週間弱しかない。 期末テスト期間中に中間テストの結果を掲示し絶望を味合わせる。 下駄を履いて登校してくるものもいる 合言葉は「しょうがないよ、理科大だもの。」 ゴールデンウィーク中に講義をやることがゴールデンウィークの前日に決まる 上記に二部のフリーダムっぷりを追加、1回でも数分の遅刻を許さず、遅刻をしたら自動的にD判定になる必修があった 一時期は毎週出す講義のレポートはメール添付でword形式、タイトルとファイル名は講義名 #講義番号 学籍番号 本名で番号は半角 全半角等を間違えたりスペルミスがあると欠席扱い、全部参加したうえにテストで受かった者だけ合格という必修もあった 命に関わる病気で書類申請しても「病気は認めるが単位は出さない、留年して再度受講すること」という必修があった 教科書、過去問持ち込み可のテストが難し過ぎて半数以上が再テスト、その半数が再履修 フルコマは最低でも毎週レポート3つとテスト2つ以上 一時期の一般教養は極端、履修するだけで単位取れる、一般的ではない概念を平気で出す、きわどい授業のどれか (例:「トラウマになったり泣いた人はこれ以上受けないで下さい」と言った心理学は4割が脱落) カンニングに対してかなりうるさく、見つかった瞬間、同時期に取ったコマは全てD判定のうえに名前を掲示板で掲示 二部の実験はやる気のなさそうな生徒かやる気のある社会人が異常に良好な結果を出したり、授業内容を完全論破する事がある 90分授業で30分まともな講義、質疑応答のあと、残り45分は雑談か体験談で毎週レポート提出という必修があった 教授曰く「昔は90分みっちりやっていたけど留年生が増えるとこちらも困るから」らしい、それでも毎年3割程度脱落 ある必須の授業では80人近くが再履修となり、教室が超満員のため立って授業をうけることになる。 以上のことが冗談だと思っていたら全部本当だった
ただ、これはあくまで「半分」冗談であるとされ、この内容についての検証記事が昔unitusさんの方で上がっていた気がします。
大学入学前の僕はそれを見て「理科大にするんじゃなかった...」と後悔して塞ぎ込んでいましたが、それ故に実際に大学に入ってから拍子抜けすることも多かったのでいくつかご紹介したいと思います。
東京理科大学拍子抜け物語

構内を歩いているだけでWIFIが切断される
一番最初に拍子抜けしたのは、WIFIの異常な不安定さです。入学当初はiPhone6を使っていたのですがこれがまあすぐにプツプツ切れること。
同じ場所にいる分にはそこそこ安定なのですが、講義の関係で教室を移動するだけでWIFIが切れるのでイライラします。
iPhone XRにしたらさらに接続が悪くなりました^^
「理科大」というガチガチに理系で固めた大学に入学したからにはさぞ高速で安定なWIFI環境が使えると思っていましたが、そうでもなさそうです。
VPNは超遅い
休日にレポートを提出しようとしたときに自宅でVPNを使いましたが死ぬほど遅くてキレました。
Google Chromeを開いてOne Driveに行くのに5〜10分くらいかかりました。おかげさまで1時間で終わるはずのレポートに5時間くらいかけた記憶があります。
Windows10に耐えられない理科大PC
僕が入学した時は確かまだWindows7くらいを使用していた気がしますが、ある時10に移行しました。
関心した僕は早速学校のPC室で起動させましたがこれがまあ遅いこと遅いこと。
VPNやWIFIの件もあり、さほど驚きませんでした。
なんとしてでも"進級"させようとしてくる
昔は平気で落第させていたらしいですが、昨今の状況下ではそうもいかないみたいで必死に単位をあげようとする教員の姿が垣間見えます。
かつて中間テストの平均点が30点という悲惨な事がありましたが、単位を落としたのは20%もいませんでした。優しすぎ...(歓喜)
科目によっては親切に「ここら辺が出るから勉強しておいて」という場合もあります。そして概ねその通りに出題されるので勉強時間は案外少なくて済むことも多いです。
さらに、中間テストの平均点が低い場合は期末テストが簡単になる印象があります。
優しいですね^^
講義に出席しない・遅刻する
僕は高校時代は3年間一度も遅刻をした事がありませんが、大学では1限に間に合った記憶が殆どありません。大抵20〜30分程度遅刻していました。面倒になって講義を休むこともありました。
ぶっちゃけ、大学の授業ってだるいですしあまり面白くないんですよね...
大学全体でみた遅刻率は他の大学ともしかしたらそんなに変わらないかもしれません。でもなんだかんだ授業には出るので欠席率は低めだと思います(授業による)。
レポートそんなになかった(学部学科による)
昔、どこかで理科大生のレポートの量を見せつけるような新聞の画像が掲載されました。
(僕のツイートではありません🙇♂️)
理科大「4年間で書くレポート・論文の枚数は約1000枚」
— いちご大福 (@ichigo_med) October 23, 2016
理科大卒のうちの親「少なく見積りすぎじゃない?」
私「……」 pic.twitter.com/9jaGunsd3j
僕まだ今まで書いたレポート全部合わせても200枚くらいなのですが...恐らく残りの2年くらいで800枚書くのだと思います()
これは多分学部学科によりますね。僕は専門科目のレポートがたまにあるくらいですが、物理の実験なんかは結構レポート書いた気がします。専攻の人はもっと書いていると思います。
過去問はめちゃくちゃ役に立つ。でもなくても大丈夫
先ほど紹介した理科大伝説の中で
寧ろ試験範囲は講義でやったところ以外 試験問題の内、半分以上が講義でやっていない未知の問題 「ここは必ず試験に出します」と講義中に言っていたところが出ない
といった試験関連の事が書かれていました。これを普通に信じていた僕は最初の頃は過去問を手に入れても試験範囲の全ての範囲ープリントから教科書、問題集に至るまで全てーだけでなく、講義でやってなくても出る可能性が1%でもある問題には全て手を付けました。
でもだんだん気づいてくるんですよね。それが効率が悪いって事が。
大抵の場合は過去問とあまり変わりないです。講義でやってないことは基本的に試験に出ませんし、「ここは必ず試験に出します」と言っていた所は大抵出ます。
過去問はしっかりと勉強時間短縮に貢献してくれますが、別になくても単位は取れます。
留年率・ストレートで卒業できない率は言うほど高くない
理科大はどうやら平均で80%弱の人がストレートに卒業できているそうです。理学部・工学部・理工学部はおおよそ75〜80%、基礎工学部や薬学部は80%台後半の確率でストレート卒業できます。
そもそも理系なら留年率20%ってそんなに珍しい数字ではないと思います。
なので理科大だからと言って過度に留年を恐れる必要はないと思います。
週6でバイトできた
かつて週に6日間バイトで消耗していた時期がありました。
でもなんだかんだ耐えて成績も普通に良くて安心しました。
東京理科大学拍子抜け物語 : 注意しなければいけない点もある

再履修者の落単率が50%を超える科目がある(必修で)
僕のいた学科では再履修者の落単率が50%を超える科目がありました笑。しかも必修。
僕はその授業に出た事がない(再履修してない)ので分かりませんが、必修を二回落とすのはかなりダメージが大きいです。
普通の感覚で考えたら一回すでに同じ授業を受けているので再履修者は単位取得が容易なはずなのですが、現実はそうでもなさそうです...
テストの形式が急に変わることもなくはない
先ほど「過去問やっとけばなんとかなる」的なことを言いましたが、僕は一応過去問以外のところも一通り試験範囲は勉強します(かける熱量は下がりますが)。
それはテスト形式が急に変わるのが怖いからです。たまに完全に過去問を無視した出題があるので油断は出来ません。
学生の殆どがついていけない授業は普通にある
何を言っているか半分以上は理解できない授業はたくさんあります。原因としては
- 普通に聞いてたら分かるが、授業を集中して聞いていないためついていけなくなった
- 普通に自分の理解能力の範疇を超えていた
などがありますが、ついていけてない事には変わりありません。
でも大丈夫。なんやかんや単位は来ますから^^
学部学科によって楽さの落差が半端ない
今までの話は全部僕の体験談なのでどうしても視野が狭くなりがちです。
僕は結構楽と言われる学科に所属していますが、場所によっては本当にキツイらしいですね^^
試験科目は普通両手で数えきれません
最初に提示した理科大伝説で
試験科目数は両手で数え切れない
というものがありましたが、これは本当だと思います。少なくとも僕はそうです。というかテストで成績を測る事が多い理系にとっては標準的だと思います。
ただ、これはそれほど大変ではありません。大学のテストは3週間〜1ヶ月程度に渡って実施されるため、テスト間の時間が結構あります。
なので、中学や高校の時のような詰め込んで勉強する感じではなく、該当科目の試験の1週間前くらいから徐々に勉強を始める感じです。
理科大というよりも「理系」

今回述べたことって、他の大学でも当てはまるんですかね...? 少なくとも理科大だけではないと思います。
あと、結局学部学科によります。本当に「理科大」している学科もあるようです^^
僕がこうして100本以上ブログ記事を書いたり音楽をリリース出来たりしているのも、比較的楽な学科に所属しているから出来たことです。
...と、長々お話してきましたが、結局何が言いたかったのかというと、
- 学部学科による
- 理科大=留年・過労は過去の栄光。理系の中では標準なのでは?
です。普通に通えば普通に過ごせます。